2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19207020
|
Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
曽根 良昭 Osaka City University, 大学院・生活科学研究科, 教授 (60145802)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣田 直子 松本大学, 人間健康学部・健康栄養学科, 教授 (60218857)
|
Keywords | 呼吸商 / 季節性 / 糖質代謝 / 脂質代謝 / 呼気中水素ガステスト / 基礎代謝 / 代謝バランス / 食物摂取 |
Research Abstract |
本科学研究の目的"糖質代謝・脂質代謝のバランスの季節性と地域性"を明らかにするための平成19年度の当初計画は(1)RQ(呼吸商)測定の条件・プロトコールの決定と(2)熱帯タイでの糖質の消化吸収の季節性の測定準備であった。(1)については大阪と長野においてそれぞれ10名女子学生について身長、体重、体脂肪率、RQ測定前1週間の食事摂取調査、生理周期とともにRQを10、11,12,1月、それぞれ月に2回測定した。その結果BMI、体脂肪率、RQ測定時の生理周期、RQ測定の1週間前の食事摂取などはRQに影響することがないことが分かった。また大阪、長野両計測地において1月に平均RQ値が上昇する傾向かみられた。この10月から1月までのRQの計測結果をふまえ、平成20年度4月から春季(4,5月)、夏季(7,8月)、秋季(10,11月)、冬季(1,2月)の4季節におけるRQ測定のプロトコールを決定した。また今回の計測においてRQ値が平均的な値から若干外れる被験者も観察さつれことから、4月のRQ計測で40名の対象者につきRQを計測し、はずれ値を示す被験者以外の30名を選び、その30名につき、他の3季節でのRQ計測を行うこととした。また、併せて被験者を含む集団の食事摂取の季節変化を詳細に検討するため上記40名を含む100名につきDHQ自己式食事歴質問票-HQBOXsystem2008を用いて調査することとした。(2)のタイでの糖質の消化・吸収の季節性に関しては9月にタイ国チェンマイ市のチェンマイ大学を訪問し倫理申請等の打ち合わせを行った。2008年2月呼気中水素ガスの測定装置をタイ国む輸送し、2月26日から3月3日当地にて糖質の消化吸収率を推測する呼気中水素ガステスト並びにその解析法について8名の被験者につき実際に指導した。タイ国では暑気の2008年4,5月、雨季の7,8月、乾季の11,12月に糖質の消化・吸収の季節性を測定することとした。
|