2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19209051
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
奥山 明彦 Osaka University, 医学系研究科, 教授 (20093388)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 正 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (90240845)
辻村 晃 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (40294053)
宮川 康 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (70362704)
|
Keywords | 男性不妊症 / 生殖医療 / 少子化対策 / 白血病 / 小児癌 |
Research Abstract |
1.小児癌治療後長期生存患者における晩期生殖機能障害の調査研究(奥山・木村) 倫理委員会の承認が最終段階である。承認後、ホームページや学会などで積極的に患者リクルート活動を展開する。 2.晩期生殖機能障害の評価(高田・宮川) 倫理委員会の承認後、診断・検査・治療を開始する。 3.ヒト白血病細胞サンプル収集と表面マーカータイピング(辻村) 倫理委員会の承認後、少なくとも30例はサンプル収集し、MHC-class IとCD45で分離可能かどうかを検討する。 4.ヒト白血病細胞と精細胞のin vitro分離実験(辻村) 8種類の白血病細胞株については精細胞分離に成功し、倫理委員会承認後、患者からの白血病細胞についても実験を開始する。 5.分離後精細胞分画の精原幹細胞の質的量的評価法ならびに白血病細胞の検出法の開発(辻村) バイオアッセイの系として、マウス生殖細胞ヘヒト白血病細胞株を混入させて、異種皮下移植を行い、生殖細胞の増殖あるいは白血病細胞の増殖様式を検討した。そのdataについては論文化した。現在、分子生物学的な系として、HIWI、DAZL、VASA、NANOG、STELLAR、OCT4といった精原幹細胞に発現する遺伝子群のプロファイリングによる評価、後者は癌特異的抗原などによる検出を施行中。
|