2007 Fiscal Year Annual Research Report
文学の世代間継承に関する文化人類学的研究:インドネシアの事例から
Project/Area Number |
19251010
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
鏡味 治也 Kanazawa University, 文学部, 教授 (20224339)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 敏 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (60175487)
森山 幹弘 南山大学, 外国語学部, 教授 (50298494)
中谷 文美 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (90288697)
岡本 正明 京都大学, 東南アジア研究所, 准教授 (90372549)
金子 正徳 国立民族学博物館, 研究戦略センター, 研究員 (50435541)
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Keywords | 文化継承 / 世代間格差 / 国民文化 / 民族間関係 / ライフコース |
Research Abstract |
本年度の研究活動として、まず6月に全員が集まって調査地と調査方針を打ち合わせたあと、8月より各自の日程でインドネシアでの資料収集を行った。鏡味、中村,梅田はバリ州を中心に、森山、福岡は西ジャワ州を中心に、中川は東ヌサ・トゥンガラ州で、岡本はバンカ・ビリトゥン州で、長津は東ジャワ州のカンゲアン諸島周辺で、金子はランプン州で調査を行った。なお中谷は都合で今年度の現地調査を辞退し、研究協力者として阿良田麻里子(民博研究員)と森田良成(阪大院生)にそれぞれ西ジャワ州および西ティモール州での資料収集を依頼した。年度末には研究協力者を中心に調査報告をしてもらう打ち合わせ会も開いた。 初年度の調査ですでに興味深いデータが収集されており、その成果の一部は各自の研究論文等で順次公表されつつある。しかし本共同研究の主眼は、インドネシアにおける文化の世代間継承の実態を、種々の観点と複数の調査地のデータをつきあわせ比較することで、総合的に把握しようとするものであり、次年度も引き続き資料収集を継続しつつ、統合的な比較分析の枠組みを構想していく。
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Research Products
(18 results)