2009 Fiscal Year Annual Research Report
北アナトリア断層西部地震空白域における比抵抗不均質構造と断層活動に関する研究
Project/Area Number |
19253002
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
小川 康雄 Tokyo Institute of Technology, 火山流体研究センター, 教授 (10334525)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本蔵 義守 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (00114637)
大志万 直人 京都大学, 防災研究所, 教授 (70185255)
伊東 明彦 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (70134252)
松島 政貴 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (20242266)
笠谷 貴史 海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, 研究員 (90373456)
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Keywords | 北アナトリア断層 / 電磁気観測 |
Research Abstract |
総延長1100kmにわたる北アナトリア断層は、20世紀には活動的な断層セグメントが西方に移動しながら地震を断続的に発生させており、最近では1999年にイズミット地震、デュズジェ地震を発生させた。次の地震は、イズミット地震の震源域の西部延長の海域に想定されている。本研究では、まず、地震活動を詳細にモニターし、次の大地震へ向けての地震活動の推移を把握し、次に、アスペリティー領域を電磁探査から高比抵抗異常として、GPS観測から固着域としてそれぞれ特定することによって、アスペリティー分布を解明することを目的とする。 今年度は、引き続きマルマラ海で海底電磁気観測を実施し、これまで3ヵ年で合計19点の海底電磁気観測データを取得した。またマルマラ海周辺の陸域データに関して、とくに、北アナトリア断層のいくつかの分岐断層について3次元的な比抵抗構造解析を進めている。 海底データについては、最終的な3次元解析に向けて、その前段階としての2次元インバージョンを完成させつつある。
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[Journal Article] Spatial variation of stress field along the fault rupture zone of the 1999 Izmit earthquake, 62, 237-256, 2010.2010
Author(s)
Pinar, A., S.B.Ucer, Y.Honkura, N.Sezgin, A.Ito S.Baris, D.Kalafat, M.Matsushima, S.Horiuchi
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Journal Title
Earth Planets and Space 62
Pages: 237-256
Peer Reviewed
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