2007 Fiscal Year Annual Research Report
エッジモビリティと利用者認証の連携によるポリシーローミングに関する研究
Project/Area Number |
19300019
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
西村 浩二 Hiroshima University, 情報メディア教育研究センター, 准教授 (90263673)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
相原 玲二 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 教授 (50184023)
岸場 清悟 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 助教 (30274137)
田島 浩一 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 助教 (50325205)
近堂 徹 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 助教 (90437575)
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Keywords | セキュア・ネットワーク / 移動透過通信 / エッジモビリティ / 利用者認証 / ポリシーローミング |
Research Abstract |
本年度は以下の要素技術について技術的課題の検討およびプロトタイプシステムの設計を行った。 1.エッジモビリティを実現する利用者認証機能付き情報コンセントシステムの開発 情報コンセント配下の端末へのアドレス割り当て方法、および情報コンセントにおけるアドレス変換、MATに基づくアドレス変換の実施条件、ポリシーゲートウェイへのパケット転送方法について検討を行った。 2.ポリシーに基づいてルーティングおよびアドレス変換を行うゲートウェイの開発 情報コンセントおよび通信相手から送られるパケットに対する処理手順について検討を行った。 3.端末の移動に伴う情報を更新・管理する情報管理システムの開発 現在のマッピング情報管理はDNSの仕組みを利用しているが、同時に取り扱う情報が多くなることからデータベースシステムにおいて実現する場合の性能評価を行った。 4.ドメイン間で利用者認証情報の連携を行う認証システムの開発 eduroamなどの既存の認証システムの組織間連携手法の調査を行い、応用可能性の検討を行った。また移動透過通信アーキテクチャの普及、エッジモビリティの実現を促進させる目的で、以下の取り組みを行った。 1.Linuxで開発したMATプロトタイプのWindowsへの移植を行い、移動透過通信の実証実験を行った。 2.IPモビリティの必要性についてのセミナー、企業向けの研究説明会に参加して共同研究を働きかけるとともに、イベントでのデモンストレーションを行った。 3.共同研究参加企業とともに、MATコンソーシアム(仮称)の設立準備を行った。以上の検討結果および取り組みを踏まえ、来年度はプロトタイプシステムの実装および評価実験を行いたい。
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