2008 Fiscal Year Annual Research Report
ユビキタス環境用情報提示基盤ソフトウェアの研究開発
Project/Area Number |
19300033
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
田中 二郎 University of Tsukuba, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (20251043)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三末 和男 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (50375424)
高橋 伸 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (00272691)
志築 文太郎 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (20323280)
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Keywords | ユビキタス環境 / インタフェース / 情報提示 / アンビエント / ツールキット |
Research Abstract |
大小の画面に対して、同一のコンテンツから適切な表示・操作形態に変換するトランスコーディング技術に関して基盤となる要素技術やそれらの技術の適用シナリオに関して研究を行った。 情報提示技術に関しては、プラズマディスプレイ等の大画面、ノートパソコン等の通常画面、PDAや携帯電話等の小画面の間をやりとりされるコンテンツに対して「種々の状況に適した情報提示・操作」を行えるようにすることが最終的な狙いであった。本年度は、こうした「種々の状況に適した情報提示・操作」のためのフレームワークを提案し、その試験的な実装を行った。 また情報表現に関しては、とくにアンビエントな情報提示に着目し、以下の研究を行った。 (1)ライブカメラに監視されていると言う感覚を和らげるための仕組みを検討し、試験的な実装を行った。すなわちライブカメラの下にディスプレイを設置し、ライブカメラで眺めているときには、眺めている人物の画像を表示するようにした。また過去の状況の推移や未来の予定などの情報を効果線や画像の重ね合わせなどの表示手法を用いてライブカメラ画像上にアンビエントに表現する手法について、さらに手法を改善し、再実装を行った。 (2)鏡状のインタフェースに関して検討を行った。特に、日々の服装を記録し、その日の服装をコーディネートするインタフェースに関して試作システムを改良した。 (3)レーザポインタや加速度センサーを用いて大画面を操作する場合のインタラクション手法に関して、各種の検討や試作システムの実装を進めた。 (4)遠隔環境における双方向コミュニケーションについて検討を行い、デジタルデスク風の装置を双方に設置し、遠隔環境で共同作業を行うための実験を行った。
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Research Products
(9 results)