2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19300087
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
相田 満 National Institute of Japanese Literature, 文学形成研究系, 助授 (00249921)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 正一郎 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (50218616)
山田 奨治 国際日本文学研究センター, 研究部, 准教授 (20248751)
桶谷 猪久男 大阪国際大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (90169269)
渡辺 信和 同朋大学, 文学部, 主任研究員 (40350996)
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Keywords | オントロジ / GIS / 時間 / データベース / 日本:中国 / 科学史 / 古典文学 / デジタルアーカイブ |
Research Abstract |
日本の前近代文献群からより高次の情報処理・解析を可能とするためのオントロジの充実と、その解析をサポートするためにテキスト中の暦日に関わる記述に、暦日情報を埋め込むツールを開発するための仕様策定、また和漢の古典概念オントロジの整備を進めた。また、成果として、和漢の古典概念オントロジを中心に、これまでの研究の総括と発展を述べるとともに、暦日と地名オントロジの可能性についてふれ、時空間の切り口を通じての研究モデルを提示した。以下に概要を示す。 1.暦象情報付加ツールの開発 テキスト中に出現する、さまざまな表記形態を採る和暦表現に対しユリウス通日をキーとする太陽暦への変換タグを埋め込むツールの要件定義書・仕様の策定を行った。 2.暦日テーブルのオントロジ化 日本で最も長期間使用された宣明暦を中心に、古暦に関する基本資料および、原典資料の収集を行うとともに、暦注情報を付加した。 3.歴史地名オントロジの構築(歴史地名形態素情報辞書の構築) 研究分担者・桶谷の作成した『大日本地名辞書』索引データ約52,000件のデータについて、地名表記・ヨミ情報の修訂、川・山・橋などの地名接続詞と地名本体との切り分け作業を進めた。また、緯度経度情報を利用して、同一地名の分布からどのような有意性が発見できるか解析を試みた。 4.和漢古典概念オントロジの整備 地名オントロジ・暦注に使用される概念との接続のために、和漢古典概念オントロジデータベースを累加、充実をはかった。
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Research Products
(22 results)