2007 Fiscal Year Annual Research Report
高次元大規模データのモデル化を助けるデータヴィジュアリゼーションの理論と実際
Project/Area Number |
19300097
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
柴田 里程 Keio University, 理工学部, 教授 (60089828)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横内 大介 一橋大学, 国際企業戦略研究科, 講師 (50407144)
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Keywords | データヴィジュアリゼーション / Textile Plot / データの変容 / JAVA / 大規模データ / 複雑データ / 非線形変換の発見 / Parallel Coordinate Plot |
Research Abstract |
1.Textile Plotを中心にしたインタラクティブなヴィジュアリゼーション環境の基本的な開発.ユーザのVisual Oiperationを,Textile Plotオブジェクト,Visual Analogueオブジェクト,Parallel Coordinateオブジェクト,Dataオブジェクトのいずれかの変容に割り当てることによって,体系的な対話型環境を実現した. 2.効率的なアルゴリズムの開発.順序カテゴリカルデータが含まれるときの,特殊な不等式制約のもとでの最適化アルゴリズムをすでに開発済みであるが,部分的にではあるが,その理論的な裏付けに成功した. 3.効率的なスクロールプログラムの開発数千次元ともなると,Textile Plotでも,効率的な横方向のスクロールプログラムが必要となる.JAVAで実装した,Textileオブジェクト生成と並行処理する実験的なプログラムの改良をおこなった. 4.各軸の非線形変換機能の絞り込みと実装現段階では,Textile Plotは,位置,尺度の変換だけに特化しているが,Parallel Coordinateオブジェクトの段階で,各軸に適当な非線形変換を施すことが必要になることも多い.このような非線形変換がモデルの発見に対してどの程度有効なのか,どのような非線形変換が役立つのか,実装だけでなく実践を通して研究を進めた.
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