2008 Fiscal Year Annual Research Report
加齢性記憶障害抑制変異体DC0/+を用いた脳老化分子メカニズムの解明
Project/Area Number |
19300137
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research |
Principal Investigator |
齊藤 実 Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research, 東京都神経科学総合研究所, 副参事研究員 (50261839)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮下 知之 (財)東京都医学研究機構, 東京都神経科学総合研究所, 研究員 (70270668)
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Keywords | 老化 / 学習記憶 / 加齢性記憶障害 |
Research Abstract |
加齢による記憶力の低下(加齢性記憶障害)は脳老化の重要な表現型である。我々はPKA触媒部位の変異体DC0/+で加齢性記憶障害が顕著に抑制されていることを見出した。そこでプロテオミクス解析により加齢に伴うタンパク発現とリン酸化の動態を(AMIが起こる)野生型と(AMIが抑制されている)DC0/+とで比較し、AMIの発現と特異的に相関した発現及びリン酸化の動態を示すタンパクとしてPyruvate Carboxylase(PC)に高いホモロジーを持つCG1516を同定した。CG1516の発現抑制変異体2系統で加齢性記憶障害を調べると、DC0/+と同様、加齢性記憶障害が顕著に抑制されているにも関わらず寿命は正常であった。現在CG1516がPC機能を持っているのか?加齢性記憶障害が抑制されているCG1516の発現変異体はPCの変異体か?加齢性記憶障害はCG1516の発現抑制が原因かを調べている。
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[Journal Article]2008
Author(s)
Horiuchi J, Saitoe M
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Journal Title
Modeling cognitive and neurodegenerative disorders in Drosophila melanogaster(Humana Press)
Pages: 121-128
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