2007 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト立位および歩行時の身体キネマティスクと下肢筋群活動の計測とデータベース構築
Project/Area Number |
19300160
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
野村 泰伸 Osaka University, 基礎工学研究科, 教授 (50283734)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舘野 高 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (00314401)
中村 亨 大阪大学, 臨床医工学融合研究教育センター, 特任助教 (80419473)
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Keywords | 運動制御 / 歩行 / 静止立位 / データベース / フィジオーム / モーションキャプチャ / 筋電図 / 骨格筋 |
Research Abstract |
本研究は,静止立位および整定地歩行運動時の全身運動軌道,下肢筋電図,足圧中心軌道を幅広い健常被験者年齢層に対して系統的に計測し,得られたデータをデータベース化することを目的としている.構築データベースは,単なる被験者に関する公開可能個人情報と計測データファイル群に留まらず,各計測データを,全身筋骨格系の構造および動態モデルと対応させることを可能とするデータ構造を有するものである.これにより,データベースの利用者が,必要に応じて各計測データを運動学的および動力学的に十分に解析することを可能にする.平成19年度では,全身筋骨格系モデルおよびその動態としての計測データを記述する最適なデータ構造を検討・決定した.またそのデータ構造を操作するメソッド開発と共にシステム化を開始した.また,3次元空間での身体運動時の関節の回転運動を高精度で計測するためのモーションキャプチャマーカの装着位置を検討し決定した.これと平行して,計測被験者に与える負担を軽減した基礎的運動(静止立位・整定地歩行運動)の計測系を整備した.本研究で開発する基礎的運動に関するデータベースでは,立位時・歩行時の身体運動キネマティクス,足圧や筋活動度などのキネティクスとして,計測データそのものとしてだけでなく,筋・骨格モデルの動態として変換・記述したデータとしても提供する.平成19年度では,計測データを筋・骨格モデルの動態として変換し,記述するためのデータ構造の基盤となる詳細な筋・骨格系モデルを構築した.また,全身筋骨格系モデルの構築に引き続き,モデルの動態を記述するデータ構造(オブジェクト)を開発した.
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Research Products
(4 results)