2008 Fiscal Year Annual Research Report
オプティック・コードによる癌の悪性度を認識する新規バイオセンシング技術の開発
Project/Area Number |
19300189
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
SUNIL Kaul National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, セルエンジニアリング研究部門, 主任研究員 (10356751)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉崎 慎矢 独立行政法人産業技術総合研究所, セルエンジニアリング研究部門, 研究員 (40415766)
WADHWA Renu 独立行政法人産業技術総合研究所, セルエンジニアリング研究部門, 研究グループ長 (30371090)
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Keywords | 癌 / 細胞 / 抗体 / 内在化 / モータリン / 量子ドット / 診断 / デリバリー |
Research Abstract |
本研究は、癌細胞特異的マーカー及びナノ粒子を用いて、早期癌診断ツールを開発することを目的としている。過去2年間で、我々は特異的抗モータリン抗体をデリバリーツールとして用いることを確立させ、照明細胞を作り出した。抗体の細胞内内在化の分子学的機構及び動力学を研究するために、抗体とFITCを結合させ、細胞内内在化の導入率、抗体の導入能力、計時変化及びFACS解析による細胞内内在化に要求される時間について調べた。我々は特異的なエンドサイトーシス阻害剤、クロロキン、ヘパリン、メチル-β-シクロデキストリンやアジ化ナトリウムを含む細胞膜脂質ラフトを用いて詳細に解析し、細胞内内在化がメチル-β-シクロデキストリンにより阻害されることを明らかにし、また、脂質ラフトが抗体の細胞内内在化に強く関与していることを示唆させた。癌細胞及びヒト間葉系幹細胞における量子ドットQD705付加抗モータリン抗体、QD655付加抗体、QD800付加抗体の細胞内内在化効率について解析した。すべての結合抗体は、細胞内において毒性がなく、長時間イメージングに適していた。これらの照明細胞を用いたin vivo実験を開始した。さらに、リボザアイムディスプレイ技術を用いたin vitroペプチドライブラリスクリーニングによりモータリン結合ペプチドの候補因子を単離した。これらの研究成果は複数の国際学会にて報告し、Sydney Cancer Conference 2008においては、"GlaxoSmithKline Postgraduate Poster Award"を受賞した。
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Research Products
(3 results)
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[Presentation] Use of internalizing Quantum dots (iQdots) for cell tracking, cancer diagnosis and in vivo imaging2008
Author(s)
Kaul, Z., Shiota, M., Kaul, S. C., Wadhwa, R., Reddel, R.
Organizer
Sydney Cancer Conference 2008
Place of Presentation
The University of Sydney, Australia
Year and Date
20080724-20080726
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