2007 Fiscal Year Annual Research Report
体育学部生のキャリアプランニング教育-プログラムと教材の開発
Project/Area Number |
19300210
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
三木 ひろみ University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (60292538)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡出 美則 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (60169125)
長谷川 悦示 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (80272227)
三波 千穂美 筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 講師 (40194328)
大庭 一郎 筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 講師 (50282372)
永作 稔 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (20447246)
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Keywords | キャリア教育 / 就職支援 / リーダー教育 / 問題解決学習 / スポーツ科学教育 |
Research Abstract |
平成19年度は、本研究者らがこれまでに実施してきたキャリアプランニングの実践の問題点を整理し、平成19年12月〜平成20年2月に行われたキャリアプランニングプログラムの前半(全10回)で改善したプログラムを実施した。主な改善点は、(1)将来の職業に関する調査-報告-ディスカッション-再調査の活動を、異なる職業を担当する3人程度のグループ単位で実践、(2)理由を宣言した上で担当する職業を決定、(3)調査開始時点に、前年度受講生の調査結果の概要と同じ職業を志望する次年度受講者へのアドバイス及びメッセージを提供、(4)就職ナビゲーションサイト、職業事典、都道府県教育委員会、関連企業のホームページ等のURLや関連図書等の情報源を提供、(5)プレゼンテーションとコミュニケーショシのスキルの向上を意識させるために、全ての報告は、字数制限を設けて原稿用紙に記述してから、制限時間内に発表し、質疑応答させたことである。これらの改善によって、受講生は早い段階から職業選択の難しさを認識することができたが、それによって職業選択や具体的な準備行動の計画ができるようになった受講生は少数派で、多くの受講生は、大学生活を通じて人間性やコミュニケーション能力を高めた上で幅広い選択肢の中から最も自分に合った職業を選択するという結論に留まった。高校卒業までに総合学習の時間に職業学習を行った学生も多く、職業についての知識はある程度習得している。大学での専門教育と結びつけるキャリアプランニングの必要性が改めて確認された。
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