2009 Fiscal Year Annual Research Report
作業筋虚血閾値の測度を加味した運動処方の分子生物学研究と運動導出性適応機構の解明
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19300224
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
進藤 宗洋 Fukuoka University, スポーツ科学部, 非常勤講師 (30078539)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒岩 中 福岡大学, 医学部, 教授 (30122691)
吉武 裕 鹿屋体育大学, 体育学部, 教授 (00136334)
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Keywords | 作業筋虚血閾値 / 運動導出性適応機構 / 有酸素性運動トレーニング / 運動処方 / 筋生検 |
Research Abstract |
大腿伸展筋の発揮した筋力によつて、筋血流が虚血する筋力の閾値(作業筋虚血閾値と命名:Work Muscular Ischemic threshold, WMIT)には、最大随意筋力の20~60%の個人差が認められた。また、LTとOBLA強度込みのトレーニング結果は、WMITの高さに比例した毛細血管数の増加が認められた。そこで、遺伝子レベルの適応機構をコントロールできる運動条件とその適応機構を解明するために、運動強度の基準に(1)WMITの尺度を採用し、(2)自転車エルゴメーターのペダル運動の機械的効率に差を生じない35rpmと50rpm、75rpmの3つの運動条件で、LT強度での固定運動負荷試験を行い、筋酸素化レベルを近赤外線分光法にて測定し、安静時の値を100%、動脈阻血による定常時を0%として酸化ヘモグロビン量を標準化して評価した。その結果、35rpmの運動条件は、他条件に比して筋酸素化レベルが有意に低値を示した。また、%WMITと筋酸素化レベルとの間に有意な負の相関関係を示した。すなわち、同一個人内で%WMITが高い運動条件は、筋血流が制限されることを示唆した。 次に、LT強度における「高%WMIT(35rpm)」「低%WMIT(75rpm)」の有酸素性運動における慢性適応機構について検討した。この2つの運動条件のトレーニングを、"5回/週""300分/週"施行した。トレーニングの進行とともに有酸素能が高まるので、厳密なLT強度になるように毎週負荷を修正した。介入期間は、LT強度が飽和水準に至り定常化するまでトレーニングをさせた。また、筋生検は、介入前後に実施した。その結果、LT強度は、高%WMIT群が7週間で90,130wattsに、低%WMIT群が9週間で84,90wattsに飽和水準に到達した(各n=2)。 現在、まだ実験は進行中ですので、提出期限の延期をお願いいたします。
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Research Products
(3 results)