2008 Fiscal Year Annual Research Report
ユニバ-サル3次元オーダーメイドファッションシステムの開発
Project/Area Number |
19300240
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
増田 智恵 Mie University, 教育学部, 教授 (60132437)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
乾 滋 信州大学, 繊維学部, 准教授 (10356496)
團野 哲也 高知女子大学, 生活科学部, 准教授 (80275437)
川口 順子 高知女子大学, 生活科学部, 准教授 (70347657)
村上 かおり 広島大学, 教育学研究科, 准教授 (80229955)
與倉 弘子 滋賀大学, 教育学部, 教授 (50165784)
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Keywords | 3次元人体形状 / 立体裁断 / 衣服パターン / 着装シミュレーション / 衣服選択・管理情報 / オーダーシステム / 3次元人台ボディ / 仮想試着 |
Research Abstract |
ICTの利用と活用によるユビキタスネット社会を目指して,個性化に対応した生産ロスのないオーダー的3次元衣服設計における販売・購入システムをFFB(ファッション・ファクトリー・ブティック)として提案してきた。本年度は"ユニバーサル・コミュニケーション"技術として,3次元体形からデザイン・素材までの広範囲なファッション情報の構築を行い、オーダーシステムの開発を展開した。 1) 3次元成人男子60名の感性的体形イメージ分類を行い,衣服設計選択時の個人体形の特徴情報が得られるようにした。 2) 昨年度開発した衣服設計用人台ボディ自動形成システムを基に,基本デザインの袖とパンツの立体裁断的衣服面形成用人体寸法を計測可能とし,衣服設計用基本デザイン服の男女共有の3次元オーダー的立体裁断を完成した。 3) 3次元基本デザインの袖とパンツを加えて,基本デザイン服の男女共有で色・柄などによるデザイン変更と仮想試着による個人体形への適合性を視覚的に確認してオーダーできるようにした。 4) 素材情報を組み入れた着装シミュレーションによる効果を上げるための式を開発して、実際に予測式を組み入れたシステムを開発した。 5) ネットによるデザインイメージ評価を実施し、デザイン情報を構築した。 6) 高齢者衣服設計のための情報として,動作時体形を把握し衣服感についての調査を行い,着心地と衣服管理・選択情報を構築した。 3次元着装シミュレーション用衣服素材の予測:約20種類のデザインに対する材料選択および物理的材料特性を計測し,着装シミュレーション用に組み込見可能な項目を検討している。
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