2007 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者の地域居住を保障する日常生活圏域と地域包括支援センターに関する研究
Project/Area Number |
19300245
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Research Institution | Kio University |
Principal Investigator |
齋藤 功子 Kio University, 健康科学部, 教授 (40310635)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 伸生 華頂短期大学, 社会福祉学部, 教授 (50228954)
中山 徹 奈良女子大学, 大学院・人間文化研究科, 准教授 (60222171)
田中 智子 兵庫県立大学, 環境人間学部, 准教授 (20197453)
小伊藤 亜希子 大阪市立大学, 大学院・生活科学研究, 准教授 (90257840)
立松 麻衣子 九州女子大学, 家政学部, 准教授 (60389244)
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Keywords | 高齢者 / 地域居住 / 生活圏 / 日常生活圏域 / 地域包括支援センター |
Research Abstract |
1.日常生活圏域と地域包括支援センターに関する先駆的な地方公共団体の事例調査 以前から圏域を設定してJ護サービスを整備していた先駆的自治体に対して、行政及び介護サービス関係者に対ずるヒアリング調査を実施した。 行政に対する主な調査項目は、(1)行政としての取り組み体制(政策評価)、(2)行政とサービス提供事業者との連携(事業者との関わり)、(3)フォーマルサービスとインフォーマルサービスの整合性、(4)(4)新規整備を予定するサービス事業者の立地場所誘導方法などである。介護サービス関係者に対する調査項目は、(1)日常生活圏域に対する意識(規模の妥当性や必要性など)、(2)サービス利用者居住地と事業者の位置関係、(3)日常生活圏域内の事業者間連携の実態、(4)日常生活圏域設定による利点や変化、(5)介護サービス事業者と地域との関わりなどである。この成果は、日本建築学会全国大会で発表し、奈良女子大学家政学会の学術雑誌に投稿する予定である。 2.カナダの介護サービス基盤に関する調査 カナダオンタリオ州の保健医療を担当する行政関係機関へのヒアリング調査を実施した。オンタリオ州は、2007年4月から州内を病院医療圏域である14地域に分け、各地域に保健・福祉の統括的機能を持つLHIN(Local Health Integration Network)及び介護サービスのケアニーズを把握しサービスを紹介するCCAC(Community Care Access Centre)が設置されていることなど、保健医療体制の全体像を把握した。今後は、地域ごとの介護サービス基盤を把握するための補足調査を実施する予定である。
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