2007 Fiscal Year Annual Research Report
思春期女子における骨粗しょう症のリスク軽減と予防に関する遺伝栄養学的研究
Project/Area Number |
19300255
|
Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
瀧井 幸男 Mukogawa Women's University, 生活環境学部, 教授 (70154937)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
家森 幸男 武庫川女子大学, 国際健康開発研究所, 教授 (80025600)
吉田 周美 武庫川女子大学, 生活環境学部, 助手 (60441234)
森 真理 武庫川女子大学, 国際健康開発研究所, 研究員 (70399343)
|
Keywords | 骨粗しょう症 / 遺伝子診断 / 食育 / メタボリックシンドローム / 思春期 / 骨密度 / 肥満度 |
Research Abstract |
思春期女子の骨粗鬆症発症を未病の段階で予防し、健全な母体の維持育成を図る為、思春期の栄養指導が重要である。本学附属中学、高校生を対象として日常の食生活、体型、運動様態に関する基礎的調査研究を行った結果は以下の通りである。 1.中学生(46名)年齢(13.5±0.1)のBMI(肥満度)は19.2±0.3で体脂率は23.2±0.6であった。 2.高校生(137名)年齢(16.3±0.1)のBMIは21.3±0.2で体脂肪率は28.8±0.4であった。 3.血圧及び血液データ(中学、高校生総計182名)総コレステロール179.6±30.6(mg/dl)、HDLコレステロール61.7±12.3(mg/dl)、中性脂肪69.7±37.9(mg/dl)、血糖値93.6±7.6(mg/dl)で、いずれも基準値を下回るか、適正範囲内にあった。 4.肥満と痩せの割合BMIが25以上(肥満)は7.1%であったが、BMIが18.5%下(痩せ)が17%の値を示し、更に適正な栄養指導の必要がみられた。 5.朝食の摂取状態毎日食べる77.9%、時々食べない15.5%、殆ど食べない6.6%で、ほぼ健康な食生活がみられた。 6.食品摂取頻度調査では、ご飯類を毎日食べるが84%、乳類0%で適正であったが、緑黄野菜が14%と低値であり、改善の余地がみられた。 次年度の爪遺伝子診断法を用いる骨粗しょう関連遺伝子群の同定、体質判定、及びカルシウム含有食品の摂取の改善指導にむけた基礎的な知見が得られた。
|