2009 Fiscal Year Annual Research Report
子どもの科学的表現を高める環境学習プログラム作成-自然のパターン把握を通して-
Project/Area Number |
19300266
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Research Institution | Seisa University |
Principal Investigator |
下野 洋 Seisa University, 共生科学部, 教授 (30142631)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂上 寛一 星槎大学, 共生科学部, 教授 (10014961)
森川 和子 星槎大学, 共生科学部, 教授 (50015046)
坪内 俊憲 星槎大学, 共生科学部, 准教授 (50382560)
金 泰勳 星槎大学, 共生科学部, 准教授 (20382559)
岡田 和徳 星槎大学, 共生科学部, 生涯学習担当課長 (00382565)
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Keywords | 環境学習 / 自然のパターン / 科学的表現 / 野外学習 / 博物館 / 実験授業 |
Research Abstract |
(1) 環境学習プログラム作成の基盤となる「パターン」と「パターン把握」をそれぞれ「自然環境の認識の対象」及び「学習指導上の技法」と位置づけてそれらの定義づけを行った.この定義と「科学的表現」のあり方を検討して、最終年度は具体的な指導事例と指導書の作成を行った。 (2) パターン把握と科学的表現の視点を明確にして、20年度実験授業の分析と21年度の実験授業を岐阜と芦別とで実施した。岐阜県では、美濃中学校での天体領域の学習を、芦別市では緑ヶ丘小学校と芦別中学校の児童生徒を対象に芦別川の川原で「景観」「水生昆虫」「岩石の分類」を展開した。 (3) 20年度と21年度の研究経過と研究成果を「研究報告書第2集」として刊行した。 その主な内容は次のようである。 (1)実験授業の成果(2)環境学習における内外の論調(3)環境学習プログラム作成の多様な観点(4)プロジェクトメンバーからの提言 (4) 平成19-21年度の間に、研究計画の(1)~(3)の手順を基にした実験授業を行い、環境学習プログラムの枠組みを構成し、研究協力者の手によって67例の環境学習事例の指導案をまとめ、それらを最終報告書(研究報告書第2集)に収録した。 また、この指導事例のいくつかは、実際の公立小学校.中学校において実施し、教職員よりこの指導事例への評価を得た。
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