2009 Fiscal Year Annual Research Report
高等教育における多様な学生への学習支援とICTの双方向型高度利用の研究
Project/Area Number |
19300291
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Research Institution | The Open University of Japan |
Principal Investigator |
廣瀬 洋子 The Open University of Japan, ICT活用遠隔教育センター, 教授 (80208884)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大倉 孝昭 大阪大谷大学, 教育福祉学部, 教授 (50223772)
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Keywords | 授業学習支援システム / 障害者支援 / 留学生支援 / 字幕 |
Research Abstract |
(1) SCSからインターネット・ライブ・ストリーミングへの発展・拡張 「字幕付きインターネット・ライプ・ストリーミングの方式」は20年度までに確立したので、本年度は資金・時間を(3)に投入した。 (2) インターネット・ライブ・ストリーミング方法の調整 windows media方式のビデオ・ストリーミングから、flash video方式への多様化の研究に着手した。クライアント側(配信元、受信先)をいずれもWebページ対応とし、Webカメラと簡単なヘッドセットを用いてどこからでも字幕付きライブ・ストリーミングを可能化することを目標にflash media server3.5を設置した。同時に、Ftowplayer (open source)をベースにした新しい動的字幕方式との連携を目指してflashコンポーネントの実験を行った。現在は、既存のビデオファイルをflv形式に変換し、受信先のWebページで動的字幕(マンガの吹き出しをモチーフにしたアニメーション付き字幕)をどのように実現するかが今後の課題である。 (3) 動的字幕(吹き出し型字幕)の研究 動画形式をflv形式にしたのは、Youtubeなどインターネット経由で配信されるビヂオの多くがflv形式を採用していること、動画に他の多様なオブジェクトを重ねて利用することが容易でviewerやアドオンを開発するためのハードルが比較的低いという理由からである。現在、字幕データをjavascript内に書き込んだ固定字幕方式でビデオにオーバーレイできるところまで開発が終了した。 (4) 編集機能の充実 Office Web Componentがサポートされなくなる(2010年以降)こと、動画をflv形式に変更(多様化)することを併せて検討し、同時に協調編集作業の充実を目指して、zkコンポーネント(ajax)によるスプレッドシート方式への転換を図った。本年度の成果物として、moodleのコースにテスト・バージョンを公開した。 (5) 多言語化の推進 本年度は作成済みの日本語・英語・中国語の字幕に加え、韓国語字幕付きのコンテンツを作成した。
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Research Products
(4 results)