2009 Fiscal Year Annual Research Report
閉鎖性水域における,自然エネルギーを利用する移動型水質浄化システム
Project/Area Number |
19310057
|
Research Institution | Ishikawa National College of Technology |
Principal Investigator |
割沢 泰 Ishikawa National College of Technology, 機械工学科, 教授 (10019218)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高野 典札 石川工業高等専門学校, 環境都市工学科, 講師 (00369969)
和田 匡司 石川工業高等専門学校, 環境都市工学科, 助教 (00413766)
河合 康典 石川工業高等専門学校, 電気工学科, 講師 (90413765)
小村 良太郎 石川工業高等専門学校, 電子情報工学科, 准教授 (00390443)
熊澤 栄二 石川工業高等専門学校, 建築学科, 准教授 (30321425)
|
Keywords | 環境保全技術 / 水質浄化 / 風力エネルギー / 協調遠隔制御 / 障害物検出 / 遠望景観 |
Research Abstract |
下記の各々の項目別についての部分的な実験を実施したあと、内灘町中国庭園池、本校プールでの総合的な実験を実施した。回転半径が2m以下と小さく、架台の運転制御は可能となった。しかし、実験が冬場で短期間のため、浄化結果は不明であった。今後、夏場の実験が必要と考える。 1.架台・風車・推進装置関係 移動型プラットホームに風車、推進装置を設置し、風車を動力源として使用可能となった。太陽発電パネルとの総合動力の能力評価は今後の課題となった。(割沢担当) 2.移動型架台の移動に伴う相互通信制御関係(河合担当) 2台の移動型架台にPIC,シーケンサーを実装して、無線でのコマンド送受信での制御が可能となった。 3.水上障害物の認識(小村担当) 実験機での画像処理による障害物検出は可能である。天候により困難な場合があることが判明した。 4.水質の計測システム(高野担当) 自治体・本校での池で浄化装置を動かした結果、COD,BOD,全リン,全窒素,酸素濃度を測定し,浄化有効水域は半径5メートルの範囲程度は可能である。マイクロバブルでの浄化より、空気を水底に送るだけでも浄化可能な場合があり、その場合はポンプ動力を軽減可能である。 5.塵埃・水中懸濁物質の処理(和田担当)、景観との調和を考えた移動架台のデザイン(熊澤担当)実験機のポンプに取り付けたフィルターテストの結果、保守を考えると物理的除去が有効と分かった。架台デザインは、周囲物体とさほど差がない小型では問題がないと云えよう。
|
Research Products
(3 results)