2007 Fiscal Year Annual Research Report
複合国家イギリスの社会変動と宗教に関する地域史的研究:学際的アプローチ
Project/Area Number |
19310159
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
大西 晴樹 Meiji Gakuin University, 経済学部, 教授 (90160564)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩井 淳 静岡大学, 人文学部, 教授 (70201944)
西村 裕美 立教大学, コミュニティ福祉学部, 教授 (00290643)
山田 園子 広島大学, 社会科学研究科, 教授 (10158199)
菅原 秀二 札幌学院大学, 人文学部, 教授 (40216297)
松井 清 明治学院大学, 社会学部, 教授 (00086927)
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Keywords | 複合民族国家 / ブリテン帝国 / 植民地帝国 / 商業革命論 / 軍事財政国家論 / 3王国論 / 寛容 / ピューリタニズム |
Research Abstract |
複合国家イギリスの社会変動と宗教に関する地域史的研究:学際的アプローチという研究課題を掲げ,3ヵ年にわたる研究期間の初年度にあたる平成19年度は,各研究分担者の報告合宿を札幌学院大学で開催し,また同時期を研究する国内の気鋭の研究者を招待した研究会を明治学院大学と京都代大学で開催した。報告合宿では,大西「植民地帝国としてのイギリス史」,岩井「D.アーミテイジのブリテン帝国論」,西村「ウィリアム・ペンと北来植民地」,山田「ジョン・ロックのフランス旅行記」,菅原「イギリス軍事革命論」,松井「ブリテンとアイルランド」富田「ブリテン革命とスコットランド」,中川「亡命ユグノーとロンドン」が発表された。(那須は在学研究によりロンドンで研究中,小野は病気で欠席であった)。各自がそれぞれの発表を発展させることが今後の課題であるが,複合国家イギリスの社会変動と宗教に関する地域史的研究:学際的アプローチという研究課顧とどのように構成するかが議論された。他に外部の研究者を招待し,今関恒夫(同志社犬教授)「R.バクスターとピューリタニズム」,坂本優一郎(京都大学助教)「18世紀イングランドの公共投資」,小林麻衣子(立教女学院短期大学専任講師)「スコットランド王の統治者論」に関する話を聞いた。具体的成果として研究分担者の多くが執筆したイギリス哲学会編『イギリス哲学・思想事典』が出版されたことを付け加えておきたい。
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Research Products
(3 results)