2009 Fiscal Year Annual Research Report
台湾女性史とジェンダー主流化戦略に関する基礎的研究
Project/Area Number |
19310166
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
成田 靜香 Kwansei Gakuin University, 文学部, 教授 (00237603)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大平 幸代 関西学院大学, 法学部, 准教授 (90351725)
黄 英哲 愛知大学, 現代中国学部, 教授 (10410557)
洪 郁如 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 准教授 (00350281)
野村 鮎子 奈良女子大学, 文学部, 教授 (60288660)
林 香奈 京都府立大学, 文学部, 准教授 (30272933)
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Keywords | 台湾女性史 / ジェンダー / 中国女性史 / フェミニズム / 台湾 / 論文集 |
Research Abstract |
日本の研究者と台湾の研究者がともに台湾女性史とジェンダー主流化戦略について共同研究を行い、平成21年度は以下のような研究成果をあげた。 1)台湾から海外研究協力者を招聘し、公開研究会「台湾女性研究論壇」を実施 第7回「台湾女性研究論壇」は平成21年7月26日、関西学院大学梅田キャンパスにて開催。范情(東海大学非常勤講師)の報告テーマは「台湾の女性運動をふりかえって」、コメンテーターは竹内理樺(同志社大学専任講師)が担当。第8回「台湾女性研究論壇」は平成21年10月17日、奈良女子大学生活環境学部会議室にて開催。張小虹(台湾大学教授)の報告テーマは、「愛の不可能な任務について-映画『ラスト、コーション』に描かれた性・政治・歴史」であった。 2)野村鮎子・成田靜香編『台湾女性研究の挑戦』(人文書院)の編纂と出版 日本初の台湾女性研究の翻訳論文集を編纂執筆し、出版した。9篇の訳出論文と9篇の解題から成っている。訳出論文は、関西中国女性史研究会が平成19~21年度にかけて女性研究者を招聘して開催した講演会「台湾女性研究論壇」の報告論文がもとになっており、訳出論文の後ろに附した日本の研究者による「解題」は、そのときコメンテーターを担当した日本の研究者によるものである。なお、8月25日には台湾中央研究院近代史研究所にて日台合同の編纂会議(日本側の出席者9名、台湾側の出席者9名)を開催。 3)台湾女性史およびジェンダー関連の書籍・雑誌を蒐集 台湾女性やジェンダー事情にかかわる書籍や雑誌を蒐集し、奈良女子大学に集中的に配備して、研究環境を整えた。
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[Journal Article]2010
Author(s)
洪郁如(共著)
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Journal Title
モダンガールと植民地的近代-東アジアにおける帝国・資本・ジェンダー(岩波書店)
Pages: 261-284
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