2009 Fiscal Year Annual Research Report
日本古典籍の記述的書誌データベースの公開と活用の研究
Project/Area Number |
19320034
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
塩村 耕 Nagoya University, 文学研究科, 教授 (80178855)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 亨 名古屋大学, 文学研究科, 教授 (10093048)
阿部 泰郎 名古屋大学, 文学研究科, 教授 (60193009)
榊原 千鶴 名古屋大学, 文学研究科, 助教 (50313979)
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Keywords | 国文学 / 情報図書館学 / 書誌学 |
Research Abstract |
1、前年度に引き続き、新たな時代の社会と学界の要請に応えうる、詳細な古典籍の記述的書誌データベースの作成に没頭した。具体的には、(1)岩瀬文庫の書誌DBを全体の約85%まで完成させた。(2)名古屋大学附属図書館所蔵特殊文庫のうち、後藤文庫(同大名誉教授、故・後藤重郎旧蔵の和歌文学資料)の追加寄贈分の書籍についてDBを完成し公開した。(3)後藤文庫の古筆切資料の調査を終え、画像・本文付DBを作成公開を行った。 2、本年度の岩瀬文庫の調査の過程で得られた新見を市民向けに公開する展示「こんな本があった!岩瀬文庫平成悉皆調査中間報告展VII」を開催し、併せて講演会を行った。主な新見として、編者である伊藤東涯自筆で板本『古学先生文集』と異同のある『仁斎先生文集』、第一次長州征伐の際に幕府軍が作成配布したと思しい合羽刷りの軍陣図『山口大州城図』、若き日の中院通勝が書写した『尚書』などの出現が特記される。また、岩瀬文庫を中心とした市民文化祭「第四回にしお本まつり」に実行委員として参加した。
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Research Products
(6 results)