2008 Fiscal Year Annual Research Report
言語接触論から見た日本語の多様性に関する総合的研究
Project/Area Number |
19320065
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
工藤 眞由美 Osaka University, 文学研究科, 教授 (30186415)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木部 暢子 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (30192016)
狩俣 繁久 琉球大学, 法文学部, 教授 (50224712)
佐藤 里美 琉球大学, 法文学部, 教授 (00274879)
金田 章宏 千葉大学, 国際教育センター, 教授 (70214476)
山東 功 大阪府立大学, 人間社会学部, 准教授 (10326241)
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Keywords | 言語接触論 / ウチナーヤマトゥグチ / コロニア語 / 可能形式 / 形容詞 / 時間的限定性 / 移民社会 / エスノグラフィー |
Research Abstract |
本年度では、言語理論と言語事実とが乖離しない総合的研究組織の構築を図るべく、「言語接触論に基づく日本語学研究方法論の構築」班、「脱中心性の視点と日本語一複数の日本語としての方言一」班、「社会移動と言語接触一在外社会の日本語一」班をそれぞれ中心としつつ相互連携した組織を構成し、研究会等を通して以下の理論と事実の比較検討を行った。 「言語接触論に基づく日本語学研究方法論の構築」班においては、(1)本研究総括としての国際・国内研究報告会の運営・実施、(2)言語接触論(方言接触論含む)関係研究文献調査、(3)言語接触論(方言接触論含む)関係文献講読をふまえた日本語学的研究方法論の構築について検討を行った。特に、日系及び沖縄系移民社会に関する文献調査に重点を置いて実施した。 「脱中心性の視点と日本語一複数の日本語としての方言一」班においては、(1)調査研究体制の組織化、(2)ブロック型組織に基づいた方言全国調査、(3)方言調査を中心とした国内研究報告会の運営・実施を担当した。沖縄や西日本における方言接触に重点を置いて実施した。 「社会移動と言語接触一在外社会の日本語一」班においては、ドイツをフィールドワークとする、言語接触論的観点からの在外駐在日本人の言語生活調査を実施した。
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Research Products
(5 results)