2007 Fiscal Year Annual Research Report
談話のタイプと文法の関係に関する日英語対照言語学的研究
Project/Area Number |
19320070
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
廣瀬 幸生 University of Tsukuba, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (00181214)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加賀 信広 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (20185705)
島田 雅晴 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (30254890)
和田 尚明 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (40282264)
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Keywords | 談話 / 文法 / 対照言語学 / 機能 / 形式 |
Research Abstract |
本年度は、談話のタイプと文法の関係に関して、(1)各研究分担者が扱う言語現象の考察と検討を行うとともに、全体としては、(2)談話のタイプの影響を受ける言語現象に焦点をおき、専門的研究者を招いての講演会やワークショップを開催した。 (1)については、大学院生も参加する月例の研究会を9回開催し、各自の研究テーマと関連データについて意見交換するとともに、次の研究発表を行った。 ・島田雅晴「統語論における空要素と談話の関係」(Hl9.11.15) ・加賀信広「日本語受動文の分析-統語論と機能論-」(H20.1.31) (2)については、下記の通りである。 <講演会>(平成19年9月7日) ・岡崎正男(茨城大学)「To縮約再考」 ・今野弘章(高崎健康福祉大学)「イ落ち構文における形式と機能の対応」 <ワークショップ:「談話のタイプと文法現象(1):談話のタイプの影響を受ける言語現象」>(平成20年3月8日) ・廣瀬幸生「談話のタイプと文法の関係に関する日英語対照言語学的研究について」 ・山口治彦(神戸市外国語大学)「しなやかな引用:日本語が見せる話法のかたち」 ・岡由禎之(大阪大学)「参与者の概念拡張と語彙統語的、構文的、結束構造的要因」 ・和田尚明「談話のタイプと時制現象:会話テキストと物語テキストにおける時制現象の相違」 また、研究代表者の廣瀬がカリフォルニア大学バークレー校の長谷川葉子氏との共同研究のために同校に出張し(H20.3.14-24)、研究書出版の打ち合わせと草稿の準備を行い、さらに、"Two types of comparison:predication-based vs. domain-based"と題する講演を行った。 なお、研究活動の成果の一部は、雑誌論文や口頭発表等の形で公表されている。
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Research Products
(7 results)