2008 Fiscal Year Annual Research Report
談話のタイプと文法の関係に関する日英語対照言語学的研究
Project/Area Number |
19320070
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
廣瀬 幸生 University of Tsukuba, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (00181214)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加賀 信広 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (20185705)
島田 雅晴 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (30254890)
和田 尚明 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (40282264)
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Keywords | 談話 / 文法 / 対照言語学 / 機能 / 形式 |
Research Abstract |
本年度は、談話のタイプと文法の関係に関して、(1)各研究分担者が扱う言語現象の考察と検討をさらに深めるとともに、全体としては、(2)特に日英語文法の談話的側面に焦点をおき、専門的研究者を招いて講演会を開催した。 (1)については、大学院生も参加する月例の研究会を9回開催し、各自の研究テーマと関連データについて意見交換するとともに、次の研究発表を行った。廣瀬幸生:"Two Types of Comparison: Predi-cation-Based vs.Domain-Based"(H20.5.29)、和田尚明:"On Declerck's Distinction between Absolute and Relative Past Tenses: Homophonous or Polysemous?"(H21.1.15)。 (2)については、次の4つの講演会を開催した。(1)坪本篤朗(静岡県立大学):「<部分>と<全体>から見る日英語の接続-<自己同一性>、when節の多様性、いわゆる主要部内在型関係節」(H20.9.19)、(2)John Whitman (Cornell UniVersity)「人称と活格性-上代日本語の代名詞体系の観点から」(H20.9.19)、(3)Kevin Moore (San Jose State University)"How Space and Motion Map onto Time: Figure, Ground, and Frame of Reference"(H20.11.11)、(4)遠藤喜雄(神田外語大学)「ムードとモーダルのカートグラフィー」(H21.2.18)。 また、研究分担者の和田がベルギーのルーヴァン・キリスト教大学コルトレイク校に出張し(H20.9.22-10.2)、レナート・デクラーク教授ならびにベルト・カペル氏と時制とアスペクトに関する共同研究を行った。
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Research Products
(12 results)