2008 Fiscal Year Annual Research Report
医歯学系留学生のためのeラーニングによる医療コミュニケーション学習システムの開発
Project/Area Number |
19320074
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
山下 早代子 Meikai University, 外国語学部, 教授 (90220334)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
泉谷 双藏 東京医科歯科大学, 留学生センター, 准教授 (40329678)
大北 葉子 東京医科歯科大学, 留学生センター, 准教授 (10361726)
木下 淳博 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (10242207)
大川 淳 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (30251507)
中村 千賀子 東京医科歯科大学, 教養部, 准教授 (90014175)
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Keywords | 医療コミュニケーション / コミュニケーション / eラーニング / 医学・歯学 / 医療面接 / 留学生 / 自主学習教材 / CALL |
Research Abstract |
1.医療コミュニケーション教育のための医療現場に関する基礎データの収集と分析を行なう目的で、「患者経験に関するアンケート」を作成し、240人からデータを収集した。患者の医師に対して持つ気持ち、医療者とのやりとりに関して、選択肢および自由記述によって回答してもらい、これを分析した。 2.本教材を使用する留学生がeラーニングに対してどのようなニーズを持ち、またどの程度のレディネスがあるかを調べる目的で、留学生に対してアンケート調査を行ない、本研究で開発するeラーニングを使用する医歯学系留学生である学習者が、どれだけ自由にこのようなコンピュータを介在としたシミュレーション教材を受け入れ使用できるかを把握した。 3.自主学習用教材のための診療場面のスクリプトを作成し、デジタルビデオを使って教材として映像化した。映像化を行なったタイトルとストーリーは、 ・「本人確認」-初回の医療面接において、医師・歯科医師が行なう患者の確認のしかた ・「点滴間違い」-点滴に際する未熟な研修医と患者とのコミュニケーション ・「手足の冷える患者」-過去の受診から不安を持つ外国人患者への対応 ・「腰が痛い高齢救急患者」-救急現場で、高齢患者とそのつきそいに対して、ため語や若者ことばがつい出てしまう若い医師の言動 4.作成した教材は、留学生と日本人学生に実際に使用してもらい、使用後コンピュータ上で内容評価をしてもらった。この評価は概ね好感度の高いものであった。 5.これらの作成教材の使用結果と分析は、3^<rd> Intemational Wireless Ready Symposium,およびLeiden University (Holland)-Japanese Linguistics Day等で発表した。 これからの医療現場では、ますます医療者と患者との心の通ったコミュニケーションが必要になる。さまざまなコミュニケーションの難しさを扱った本教材は重要で、留学生だけでなく日本人学生にとっても自主学習教材として利用価値が高く、意義のあるものである。
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Research Products
(6 results)