2007 Fiscal Year Annual Research Report
韓国語語彙データベース構築と外国語サイバー・ユニバーシティ用韓国語WEB辞書開発
Project/Area Number |
19320082
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
チョ ミギョン Kyushu University, 大学院・言語文化研究院, 准教授 (30351985)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 由紀子 九州産業大学, 国際文化学部, 准教授 (40330790)
李 相穆 東京大学, 留学生センター, 特任講師 (60400298)
細谷 行輝 大阪大学, サイバーメディーアセンター, 教授 (90116096)
鈴木 敦典 九州大学, 大学院・言語文化研究院, 准教授 (30253850)
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Keywords | 韓国語辞書 / 学習者用Web辞書 / e-LearningとWeb辞書 / 活用形から引く辞書 / 語彙教育 / 自立学習 / 語彙データベース / 韓国語教育 |
Research Abstract |
本研究は、日本の大学における韓国語教育において、Web基盤のITを活用した学習支援環境構築を目指すものである。韓国語の場合、語彙の活用が複雑多岐にわたるため、初・中級学習者には語彙学習が大きな負担となっている。そこで、活用形をクリックするだけで、活用形から基本形を見出し、辞書を引くことができる画期的なWeb辞書の開発を行った。具体的には、(1)Web辞書のシステム構築、(2)辞書記述のための語彙データベース作成の基礎作業、(3)学習用重要語彙選定、(4)学習用の辞書記述等の作業がメインとなっている。 特に、本年度は語彙頻度調査のための資料収集やテキスト・スクリプト処理システム構築のための基本的な資料収集など、研究開発打ち合わせが計画されていた。なお、本年度の実績として、雑誌論文5件と、学会発表11件、図書2件、その他4件の成果をあげることができた。これらは、韓国語教育におけるWeb基盤のITを活用した学習支援環境構築において非常に重要な意義を持つものといえよう。詳細な研究進行状況及び次年度計画については以下のとおりである。 (1)19年(本年)度は、Web辞書のシステム構築のための見出し語検索システム設計の基本方針を固め、基本設計の一部の試行を行った。活用形が多岐にわたる韓国語を対象に、ワンタッチ辞書として実現させたシステムの設計や試行は非常に意義のある大きな成果であるといえる。次年度の20年度は、試行を踏まえシステム設計の精密度を上げることにしている。 (2)辞書記述のための語彙データベース作成においては、テキスト・スクリプトの資料収集や教育用基礎語彙選定を計画していたが、テキスト・スクリプトの資料収集やデータ処理に相当の時間がかかり、現在も進行中である。この部分においては、テキスト・スクリプトの資料収集のための資料選定を終え、現在OCRで資料のデータ化を行っている。次年度の20年度は、資料収集を終えスクリプト処理を行う予定である。 (3)学習用重要語彙選定は、スクリプトの処理を終え、頻度分析後に可能であり、20年度に作業を行う予定である。 (4)学習用辞書記述については、辞書記述の方針を固めた。さらに、既存の辞書より語彙を収集し、重要語彙と判断される一部の語彙について記述を行った。その際、時間の節約と効率を考え、(2)(3)の作業と並行して行った。20年度に(2)(3)の作業が完了した際に、語彙の順位や添削を処理する計画である。
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