2009 Fiscal Year Annual Research Report
韓国語語彙データベース構築と外国語サイバー・ユニバーシティ用韓国語WEB辞書開発
Project/Area Number |
19320082
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
曹 美庚 Kyushu University, 大学院・言語文化研究院, 准教授 (30351985)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 由起子 九州産業大学, 国際文化学部, 准教授 (40330790)
細谷 行輝 大阪大学, サイバーメディアセンター, 教授 (90116096)
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Keywords | 韓国語学習者用Web辞書 / 韓国語教育 / e-Learning / 活用形から引く辞書 / 語彙教育 / 自律学習 / 語彙教育 |
Research Abstract |
本研究の目的は次の4点である。(1)日本の大学における韓国語教育においてWeb基盤のITを活用した学習支援環境を構築する。(2)Web基盤における韓国語の合理的な語彙学習システムを構築し、学習段階別教育・学習用語彙データベースを構築する。(3)活用形から基本形を見出せるWeb辞書システムを構築する。(4)学習者用韓国語Web辞書の内容を記述する。 本年度は特に次の5点の目標を挙げていた。(1)活用形から引くWeb辞書のシステム設計の精密度を上げること、(2)語彙データベース作成における教科書資料の形態素分析及び使用語彙の頻度分析(3)教育・学習者用教育基幹語彙の選定(4)学習者用辞書記述(5)自律学習用IT教材開発 本年の実績としては、雑誌論文8件と、学会発表12件、図書7件、その他7件の成果をあげることができた。実績の具体的な内容は次のとおりである。(1)Web基盤の多数のIT活用教材を作成し、学習効果を検証した。多数の教材の実物と論文発表や講演等を通じて、韓国語教育におけるIT化の進展と自律学習環境作りを牽引した。(2)各教材に使用されている語彙について高出現度や高分布度語彙を学習段階別に抽出し、韓国語教育・学習のための「教育基幹語彙」を選定した。韓国語教育・学習現場で有効に活用されうる資料として出版・配布した。(3)教科書語彙分析のデータベースをKTコーパスとしてWeb上に公開し、韓国語教育者が容易に検索利用できるようにした。(4)初級学習者も簡単に活用形から基本形が見出せるWeb辞書を開発し、活用形をクリックするだけで辞書データを高速で連想検索できるようにした。(5)発音・意味・例文・連語等が検索できるように韓国語学習者用Web辞書の中身を記述作成するとともに、学習基幹語彙のランク付けを行った。これらをWebOCM内の韓国語辞書に搭載し、教育機関に無償で提供している。
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Research Products
(33 results)