2008 Fiscal Year Annual Research Report
早期英語教育指導者養成を目指したヒューリスティックスの実証的研究
Project/Area Number |
19320092
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Research Institution | Shukugawa Gakuin College |
Principal Investigator |
古賀 友也 Shukugawa Gakuin College, 児童教育学科, 准教授 (80321149)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川島 浩勝 長崎外国語短期大学, 英語学科, 教授 (60259736)
杉野 直樹 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (30235890)
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Keywords | 早期英語教育 / ヒューリスティックス / 教師教育 / 授業分析 / 教育学 / 小学校英語教育 / タスク分析 |
Research Abstract |
本年度は、前年度の研究成果より得られた「早期英語活動の中でタスク内容が生活の文脈化に果たす役割」と「ヒューリスティックスの意識化とその効果に関する研究」を実施し、その成果は、2つの国際会議における研究発表によって公開された。 まずSugino et.al(2008)におけるタスク分析の考察では、英語学習を第一義とするタスクは「閉じた」ものとなりがちであり、「ことばの学習」としての早期英語教育の実現には結びつきにくいという可能性が示唆され、真の意味で「開かれた」、教室と外の世界をつなぐタスクとはどのようなものであるべきかが論じられた。 またKoga et.al (2008)において、異なる授業を観察し比較するという授業観察課題を使用したヒューリスティックスの意識化実験を行ったところ、指導経験のない実習生は比較観察するという課題だけでは意識化可能なヒューリスティックスの種類に限界が認められ、実践へと結びついていないという結果を得た。
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Research Products
(3 results)