2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19320100
|
Research Institution | Graduate School of Film Producing |
Principal Investigator |
深尾 淳一 Graduate School of Film Producing, 映画プロデュース研究科, 講師 (70440427)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西 周成 映画専門大学院大学, 映画プロデュース研究科, 准教授 (60440426)
加藤 厚子 映画専門大学院大学, 映画プロデュース研究科, 准教授 (00405044)
平山 勉 映画専門大学院大学, 映画プロデュース研究科, 講師 (20306864)
|
Keywords | プロデュース / 比較文化 / 芸術諸学 / 映画学 / オーラルヒストリー / インタビュー / 日本:ロシア:インド / プロデューサー |
Research Abstract |
インドとロシアを訪れ、現地の映画関係者へのインタビュー調査を行なった。インドでは、ヒンディー語映画プロデューサー、リテーシュ=シドワーニー氏とペヘラージュ=ニハラーニー氏、ホィッスリング=ウッズ国際映画学院幹部、ラヴィ=グプタ氏、タミル語映画大手製作会社AVMプロダクションズ最高責任者、バーブー氏、および、同社幹部ヴィシュワナーダン氏、映画監督S.P.ムットゥラーマン氏、タミル語映画製作会社社長ラームクマール=ガネーシャン氏、タミル語映画配給会社社長L.スレーシュ氏に、ロシアでは、ピグマリオン=プロダクションズ総合プロデューサー、セルゲイ=チリヤンツ氏、STV映画社プロデューサー、セルゲイ=セリヤノフ氏、プロフィット映画社社長、イーゴリ=トルストウーノフ氏にインタビューを行ない、両国の映画産業の現在までの発展の経緯について、製作・配給・興行という多様な側面から検討する基礎資料を得た。 日本に関しては、次年度のインタビュー実施準備として、インタビュー候補者関連資料と、映画産業・市場の動態把握のための各種統計の収集を行なった。これは映画の(1)メディアにおける位置、(2)日本の産業全体における位置、(3)消費活動における位置について、1980年代の日本映画「斜陽期」までを連続的にとらえるための基礎作業となる。また、今後のインタビュー映像の編集作業の補足のために、『社会生活基本調査報告』などの官庁統計資料やNHK、電通などの統計資料などから、プロデュース作品を消費者需要の中に相対的に位置づけるためのデータを収集した。昨年度収集した『興行年鑑』からのデータとのリンク性についての検証も行なった。 さらに、前年度に購入したHDV編集機が、今後のビデオ編集作業に適した作業効率を保持しているかを検討し、特に支障がないことを確認した。また、今後の撮影、編集作業の便宜のため、新たにポータブルHDVレコーダーとワイアレスマイクを購入した。
|
Research Products
(4 results)