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2007 Fiscal Year Annual Research Report

沖縄県伊江島の資料に基づく戦後沖縄の平和運動史に関する実証的研究

Research Project

Project/Area Number 19320108
Research InstitutionOkinawa International University

Principal Investigator

石原 昌家  Okinawa International University, 総合文化学部, 教授 (30088736)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 安藤 正人  国文学研究資料館, アーカイブズ研究系, 教授 (90113422)
青木 睦  国文学研究資料館, アーカイブズ研究系, 准教授 (00260000)
藤波 潔  沖縄国際大学, 総合文化学部, 准教授 (20328652)
小屋敷 琢己  琉球大学, 教育学部, 准教授 (20404551)
鳥山 淳  琉球大学, 法文学部, 非常勤講師 (60444907)
Keywords日本史 / 沖縄 / 平和運動 / 伊江島 / 阿波根昌鴻
Research Abstract

本研究は、沖縄県国頭郡伊江村に保管されている阿波根昌鴻氏(故人)の個人資料を学術的に活用し、その多様かつ詳細な歴史記録に依拠しながら、沖縄戦後史研究の発展を図ることを目的とし、詳細な資料目録の作成を通じて当該資料を検討し、行政資料や占領資料とは異なる観点からの沖縄戦後史研究の視座の提供を目指している。また、併せて当該資料を長く保管するための資料保存学的検討も実施し、保存環境の整備、破損・劣化資料の修復等も実施している。
平成19年度においては、(1)2度の現地調査による膨大な当該資料群の目録化作業並びに保存環境整備、(2)当該資料のうち学術的価値の高いものについて複製資料の作成、(3)阿波根昌鴻氏関係者に対する聞き取り調査の実施、等を中心に研究活動を実施した。(1)のうち、目録化作業の進展により、数ケ所に分散されて保存されていた当該資料群のうち、1ケ所の史料群の目録化が殆ど終了し、今後の作業の見通しをたてることが容易になっただけでなく、阿波根資料の内容調査に入る前提条件が整備された。また、当該資料群の保存環境についてのデータを恒常的に収集することで、保存場所の温湿度と資料劣化との関係を科学的に解明することが可能となる。また、モノ資料のうち劣化状況の著しいものについては修復措置を施し、今後の当該資料群の保存環境整備に向けたサンプルとなることが期待される。
これら活動により、阿波根昌鴻資料の全容解明につながるだけでなく、当該資料を用いた戦後沖縄史研究をおこなう上での準備が整いつつあると考えている。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2012-10-01  

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