2007 Fiscal Year Annual Research Report
「子どもの安全保障」の国際学的研究-子どもの日常性回復をめざして-
Project/Area Number |
19330038
|
Research Institution | Kyoto Women's University |
Principal Investigator |
初瀬 龍平 Kyoto Women's University, 現代社会学部, 教授 (40047709)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松下 洋 京都女子大学, 現代社会学部, 教授 (60065464)
戸田 真紀子 天理大学, 国際文化学部, 教授 (40248183)
香川 孝三 大阪女学院大学, 国際・英語学部, 教授 (20019087)
中西 久枝 名古屋大学, 国際開発研究科, 教授 (40207832)
柄谷 利恵子 関西大学, 政策創造学部, 教授 (70325546)
|
Keywords | 児童労働 / ストリート・チルドレン / 子ども兵 / 人身取引 / 未就学 / 母子健康 / 養子縁組 / 経済制裁 |
Research Abstract |
1.第1回研究会(平成19年7月28-29日)で、全体および各研究分担者の研究課題を確認し、今後の研究の具体的方針を議論、確認した。 2.第2回〜第5回研究会では、特定のテーマについて、外部から専門家から知見提供を受け、分担者の専門家の報告と合わせて、議倫した。第2回研究会(平成19年9月21日)のテーマはイランとケニヤのイスラムの女子教育、第3回研究会(平成19年10月24日)のテーマは、ブラジルとベトナムのストリート・チルドレン、第4回研究会(平成19年12月15日)のテーマはアフリカの子ども兵、第5回研究会(平成20年1月12日)のテーマはアルゼンチンの路上児童労働、子どもについてのUNICEFの取り組みであった。 3.第2回、第4回、第5回研究会は、会場の京都女子大学の学生向けに公開研究会とし、論題に関心をもつ学生が参加した。 4.研究分担者は、各人の課題に応じて、資料を収集し、研究の基礎を固めた。研究分担者のうち、7人が、アルゼンチン、ウガンダ、ケニヤ、スリランカ、インド、タイ、アメリカで子どもの現況についての調査活動をした。 5.HPを開き、研究会のレジメ、海外調査の結果などを掲載した。 6.研究分担者は、国際関係の特定分野に関係する専門家であるが、それぞれの学問的領域が異なるので議論が活発であり、研究会のなかで、ストリート・チルドレン、児童労働、イスムラ女子教育などにつき、これまでの一般的知識体系が問い直されており、2年目以降の事実検証と理論的発展が楽しみである。
|
Research Products
(3 results)