2007 Fiscal Year Annual Research Report
設備投資マネジメントと原価企画との相互作用に関する実証研究
Project/Area Number |
19330097
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
清水 信匡 Hosei University, 経済学部, 教授 (90216094)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加登 豊 神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (70117993)
田村 晶子 法政大学, 経済学部, 教授 (30287841)
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Keywords | 設備投資 / 投資決定 / 資本予算 / マネジメント・プロセス / 目標設定 / 経済性評価技法の役割 / マネジメントの効果 / マネジメント・プロセスの潜在要因 |
Research Abstract |
本研究の目的は2つである。一つは,設備投資の計画実行プロセスにおいて,経済性評価技法が目標値を設定する機能を有していることを明らかにするとともに,そこにおける目標値によるコントロールのメカニズムの実態を詳細に記述することである。もう一つは,設備投資における経済性評価技法の採用に関する理論構築のために,経済性評価技法の採用に影響を与える要因と目標となる経済性評価値の決定に影響を与える要因を解明することである。 一つ目の目的については,予備的な調査を行った結果,日本の多くの企業では経済性評価技法は目標設定のために使われていることを明らかにした。 二つ目の目的については,その前段階の研究として,(1)どのような潜在要因から設備投資マネジメント・プロセスが構成されているのか,(2)それらの潜在的な構成要因が設備投資マネジメントの効果に対してどのような影響を与えているのかという課題を設定した。 分析の結果,(1)の課題については,「財務的な事後評価」,「事前の採算性チェック」,「投資案の順位の設定」,「慎重な検討」という4つの要因を,設備投資マネジメント・プロセスの潜在的な構成要因として析出することができた。(2)の課題については,設備投資マネジメント・プロセスの潜在的な各構成要因が設備投資マネジメントの効果に与える影響を明らかにすることができた。具体的には,「財務的な事後評価」と「事前の採算性チェック」は「情報の収集」に対して,「案件の順位設定」は「情報の収集」,「コンセンサスの形成」,「投資
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