Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八ツ尾 順一 近畿大学, 法学部, 教授 (30340855)
福浦 幾巳 西南学院大学, 商学部, 教授 (00149791)
浮田 泉 関西国際大学, 経営学部, 教授 (70203502)
坂上 学 大阪市立大学, 経営学研究科, 准教授 (50264792)
羽藤 憲一 近畿大学, 経営学部, 教授 (30228499)
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Research Abstract |
本研究の目的は,サイバースペース社会における財務会計・税務会計のあり方について,理論・制度・実態の3つの側面から総合的・体系的に研究することにより,財務会計・税務会計のパラダイム・モデルを展開することにある。第1年度の研究課題と成果は,次のとおりである。 1第1課題「研究課題の基盤整備」では,主要諸外国(米国,カナダ,英国,中国)および日本を対象として,本研究の基盤となる企業環境の変化とインターネット取引の実態について,文献研究を実施し,会計行為における「インプット-プロセス-アウトプット」の3局面に即して,具体的な研究課題を析出するとともに,本研究課題の理論的基盤を整備した。 2第2課題「研究協力体制の確立」では,わが国XBRL.Japanの会長および主要メンバーとの間で意見交換会を実施し,わが国での研究協力体制を強化した。また,研究代表者を中心として調査員を,(1)米国(米国会計学会およびHawaii大学),(2)中国(厦門国家会計学院),(3)タイ(Chulalongkorn大学)に派遣するとともに,(1)中国(厦門国家会計学院),(2)スウェーデン(Malardalen大学)から研究者を招聘し,インタビュー調査などを通じて,各国の電子開示および電子申告の現状と解題を抽出するとともに,海外研究者との研究協力体制を確立した。 3第3課題「電子申告の実態調査」では,わが国の上場会社(東京証券取引所1部・2部上場会社2,000社)および税理士(近畿税理士会の会員2,000名)に対して,電子申告に関するアンケート調査を実施した。本年度は,アンケート票の作成・送付・回収が行われ,回収結果の分析は,次年度(第2年度)の課題である。
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