Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 敏明 ルーテル学院大学, 人間発達学部, 教授 (60409315)
池田 雅子 (泉 雅子) 北星学園大学, 社会福祉学部, 教授 (90222900)
小野 敏明 田園調布学園大学, 人間福祉学部, 教授 (10257058)
田中 英樹 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10315179)
菱沼 幹男 文京学院大学, 人間学部, 助教 (80406347)
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Research Abstract |
研究初年度にあたる平成19年度は,わが国の近年の社会的な背景を視野に入れ,コミュニティソーシャルワーク実践の意義,そのスキルのエッセンスについて研究会において検討を行った。その上で,一定の成果を示している児童,障害,高齢者領域における先進事例について,研究協力者がそのスキルの内容等についてヒアリングを行った。それらの成果をもとに,明らかにされたコミュニティソーシャルワーク実践のスキルの内容について体系化を図るとともに,実践する上での必要条件,実践上の阻害要因などについての全国調査のための調査票の内容を検討し,関係者に対してプリテストを行った。 全国調査は,研究2年目の早い時期に,全国500の自治体の関係機関に対して実施することとしている。その具体的な内容については,ソーシャルワーカーの基本属性(性別・年齢・勤務年数・保有資格・地域担当製・サ最終学歴等),地域生活支援に関するスキルの実態(クライエントや地域へのアセスメント,チームアプローチ,ネットワーキング,社会資源の開発,スーパービジョン等)他機関等との連携の実態,連携上の課題,地域生活支援を行うにあたっての阻害要因などである。これらの調査結果をもとに,コミュニティソーシャルワーク実践のスキルについての実態の検証を行い,今後のあり方について検討していくこととする。 また,大学や関連する教育・養成・研修,現場の組織における機関におけるコミュニティソーシャルワークのスキル獲得のたあの条件の内容について検討を行った。その内容について,研究2年目において,ヒアリングや調査を実施し,全国調査の結果とともにそのあり方について検証する予定である。
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