2010 Fiscal Year Annual Research Report
中高年者の高次脳機能と筋運動機能および生活習慣との関連に関する神経心理学的研究
Project/Area Number |
19330158
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Research Institution | Kansai University of Welfare Sciences |
Principal Investigator |
八田 武志 関西福祉科学大学, 健康福祉学部, 教授 (80030469)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱島 信之 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (30172969)
長谷川 幸治 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (50208500)
飯高 哲也 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (70324366)
松山 幸弘 浜松医科大学, 医学部, 教授 (20312316)
伊藤 恵美 名古屋大学, 医学系研究科, 講師 (00314021)
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Keywords | 中高年者 / 高次脳機能 / コホート研究 / 注意 / 記憶 / 言語流暢性 / 認知機能維持 / 生活習慣 |
Research Abstract |
本研究は、26年以上継続されている名古屋大学八雲町コホート研究の一端を心理学班として担うもので、中高齢者の高次脳機能について、その評価法の開発と、発達特性の検討、骨・筋運動系機能との関連を検討し、最終的には加齢に伴う高次脳機能低下を鈍化させる処方箋の構築が目的である。22年度に実施した具体的取組の一部は次の通りである。 (1) 名古屋大学認知機能検査バッテリ(NU-CAB)を住民検診で実施し、過年度のデータに加える作業を行った。これは22年8月27日~29日の期間に実施し、約450名の受診があった。この認知機能検査に加え、日常生活習慣についての情報を得るために事前にアンケートを実施し、約900名の資料を得た。 (2) 日常生活習慣と認知機能に関する関連の検討は、ライフスタイルに焦点を当てて分析した。その結果、いくつかの行動様式と高次脳機能との関係が明らかとなり、その結果を国内外の学会および学術誌において公表した。 (3) 八雲町コホート研究のこれまでのデータに基づいて、認知機能の性差に関する検討を行い、その結果の分析から、認知機能の個人差の発達心理学的視点からの特性の検討とその機序の検討、注意機能や言語機能と前頭葉関連機能である尿漏れとの関連を確認し、国内外の学会および学術誌において公表した。
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Research Products
(16 results)
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[Journal Article] The relation between cognitive function and UI in healthy, community-dwelling-middle-aged and elderly people2010
Author(s)
Hatta, T., Iwahara, A., Ito, E., Hatta, T., Hamajima, N.
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Journal Title
Archives of Gerontology and Geriatrics.
Volume: (In press)
Peer Reviewed
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[Presentation] The relationship between the feeling of well-being and the subjective time by forgetting of a negative memory : The influence of aging.2011
Author(s)
Hotta, C., Ito, E., Iwahara A., Nagahara, N., HATTA, T., HATTA J, HATTA, T.
Organizer
8th Tsukuba International Conference on Memory-Perspective on psychology and aging
Place of Presentation
Tukuba
Year and Date
2011-03-29
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