Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 斉亮 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60199289)
関口 靖広 山口大学, 教育学部, 教授 (40236089)
中村 光一 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80225218)
大谷 実 金沢大学, 教育学部, 教授 (50241758)
日野 圭子 宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (70272143)
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Research Abstract |
4年間の研究計画の第1年次にあたる本年度は,小学校児童を対象とした算数科授業データ収録の方法に関する理論的・実証的検討と具体的手法の整備に焦点を当てて研究を推進した。具体的には,先行するプロジェクト(The Learners' Perspective Study)でこれまでに開発してきた研究方法を援用して,小学校児童の学習に焦点化した授業分析のための研究枠組みの検討,およびデータ収集の対象と方法,分析単位の理論的検討を行った。特に,これまでと同様の3台のビデオカメラによるデータ収録について,児童の学習における操作的活動や記述を十分に視野に入れて行うための具体的手法を導出したマニュアルを作成した。また,この方法の適切性,妥当性の実証的検討のためのトライアウトを,1名の教師による授業系列の算数科授業と各授業後のインタビューを対象として行った。 以上の実施のために,研究分担者による国内会議を(平成19年11月)開催し,データ収録方法の検討,次年度の調査対象校の選定,データ分析方法の検討,及び研究の実施全般について討議を行った。また,研究代表者が,東アジア数学教育国際会議(EARCOME2007,平成19年6月,マレーシア),第31回数学教育に関する心理学国際研究会(PME31,平成19年7月,ソウル),第12回欧州教授学習学会(EARLI12,平成19年8〜9月),全米教育学会2008年会(AERA2008,平成20年3月,ニューヨーク)に参加し,データ収録の方法に関わる検討について資料収集を行うとともに,海外の共同研究者との研究討議を行った。
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