2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19340067
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
野海 博之 Osaka University, 核物理研究センター, 教授 (10222192)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澤田 真也 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (70311123)
家入 正治 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (50192472)
高橋 仁 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教 (60353372)
里 嘉典 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教 (30342603)
豊田 晃久 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教 (20373186)
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Keywords | ビームライン / 大強度 / 高分解能 / 運動量分散 / 運動量整合 / 2次粒子 |
Research Abstract |
我々の研究目的はこれまでにない超高輝度高分解能2次ビームラインの開発研究を行うことである。本年度の研究実績はつぎのとおりである。 (1)ビームラインの設計 ビームラインの光学設計を進め、高輝度高分解能2次ビームラインの基本的な光学パラメータを得、期待されるビーム強度、分解能、純度を明らかにした。とくに、ビームラインと散乱スペクトロメータの運動量分散を整合させる手法を検討し、高分解能分光研究に有効であることを明らかにした。今後さらに改良する。 (2)2次ビーム取り出し部の設計 耐熱耐放射線電磁石とコリメータについて、仕様に対する検討を進めた。J-PARCのK1.8ビームラインに建設される機器、特にK1.8ビームライン最上流部の大型真空槽内に設置される電磁石の仕様や配置の設計および中間像スリットの設計に反映された。 (3)ビームの高純度化 必要な静電分離装置の仕様とスリット・コリメータの材料および形状について光学設計と連携しながら検討を進めた。材料としてタングステン合金が優れていることがわかった。 (4)ビームモニターの開発 2次ビームラインに特化したビームプロファイルモニターについて検討した。J-PARCのK1.8ビームラインの中間像スリットにおけるプロファイルモニターの設計に反映された。
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Research Products
(2 results)