2009 Fiscal Year Self-evaluation Report
Development of New Theory for Fermi Superfluidity
Project/Area Number |
19340099
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Condensed matter physics II
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
MIYAKE Kazumasa Osaka University, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (90109265)
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Project Period (FY) |
2007 – 2010
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Keywords | 強相関電子系 / 異方的超伝導 / 臨界価数ゆらぎ / BCS-BECクロスオーバー / 量子臨界現象 / 奇振動数超伝導 / 反強磁性と超伝導の共存 |
Research Abstract |
フェルミ粒子系の超流動・超伝導現象は物性物理学の中で重要な位置を占めている.70年代の初頭には,これらの研究は基本的には既に終息したのではないかというのが大方の見方であったが,自然は豊富であった.その後の発展,即ち,液体ヘリウム3での超流動相の発見,CeCu_2Si_2など重い電子系物質や層状ペロブスカイト銅酸化物などのいわゆる強相関電子系での超伝導の発見などをみれば,事態はそう単純ではなかったことが分かる.また,最近ではフェルミ原子^<40>K気体で擬対凝縮現象が観測されるに至って,フェルミ粒子系の超流動の研究はルネサンスを迎えたと言える.この研究の目的はフェルミ粒子系の超流動研究のルネサンスに寄与すべく 1)臨界価数ゆらぎ超伝導理論の展開 2)奇周波数ギャップ超伝導理論の展開 3)カルテットフェルミ超流動理論の展開,の研究テーマに関して研究の進展に貢献することである.
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Research Products
(7 results)