2007 Fiscal Year Annual Research Report
流星エコー観測に基づく極域中間圏界面領域の大気重力波特性の研究
Project/Area Number |
19340143
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Research Institution | National Institute of Polar Research |
Principal Investigator |
堤 雅基 National Institute of Polar Research, 研究教育系, 准教授 (80280535)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
麻生 武彦 国立極地研究所, 研究教育系, 教授 (10026255)
佐藤 薫 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (90251496)
行松 彰 国立極地研究所, 研究教育系, 助教 (70260007)
野澤 悟徳 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 准教授 (60212130)
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Keywords | 大気重力波 / 極域中間圏界面領域 / 流星エコー / 流星レーダー / SuperDARN |
Research Abstract |
1 北極域レーダー網構築 トロムソ、ロングイヤービエン、ベアアイランドの北極高緯度域3点における流星レーダー観測を実施し、同時データ取得を行った。トロムソとロングイヤービエンの2点における風速変動および温度変動データから重力波の水平伝播特性の初期解析を行った。背景流との相互作用による季節変化と思われる重力波の顕著な伝播特性の変化が毎年繰り返し起こっている事を確認した。 2 南極域流星レーダー網構築 申請者が昭和基地に赴いてレーダー小屋およびアンテナを設置し、レーダー本体設置の準備を完了した。レーダー本体は国内にて製造・調整を行ったが、南極観測計画のスケジュールの都合で本体の昭和基地設置には至らず、次年度(H20年度)で設置することとなった。 3 SuperDARNレーダーを利用した観測網 受信干渉計を併用した観測を昭和基地で開始し、高度情報をより正確に求める事が可能となった。これにより本研究に必要な高精度データを取得するための準備が整った。他国のレーダーも用いた干渉計法による初期結果を国際会議などで報告し、同流星エコー観測手法のSuperDARNレーダー網全体への普及に努めた。
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Research Products
(18 results)