2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19340177
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
林 康明 Kyoto Institute of Technology, 工芸科学研究科, 教授 (30243116)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 和生 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 准教授 (50335189)
白谷 正治 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (90206293)
三重野 哲 静岡大学, 理学部, 教授 (50173993)
石原 修 横浜国立大学, 工学研究院, 教授 (20313463)
東辻 浩夫 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (40011671)
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Keywords | 微粒子 / プラズマ / 微粒子プラズマ / 臨界現象 / 微小重力 / マグネトロンプラズマ / 国際宇宙ステーション |
Research Abstract |
本年度は、中心かつ上方向に拡散するプラズマを利用して微粒子を中心部に輸送すると共に浮遊させる方法を開発した。このため、まず、平行平板RFプラズマ装置においてアースシールドをRF電極よりも高くした構造の装置を製作し、下部電極上にリング状のプラズマを生成させることを試みた。しかし、密度の高い状態でリング状のプラズマを生成することはできなかった。そこで、高強度磁石をRF電極内に組み込んでリング状のプレーナマグネトロンプラズマを生成することで、微粒子を中心部に浮遊させることができ、三次元等方的な微粒子構造を得ることに成功した。 一方で、国際宇宙ステーション内に設置されているPK3 Plusと同型の微粒子プラズマ実験装置を用いて、地上重力下でラングミュアプローブによるプラズマパラメータ測定を行った。また、観測部、航空機ラック搭載用架台部を新たに用意し、航空機放物線飛行による微小重力実験を12月と2月の2回に分けて合計3週間、5フライト実施した。微粒子プラズマによる臨界現象観測のための予備実験として、圧力、RFパワー、微粒子径を変化させたときの微粒子の広がりやボイドの形成について調べた。 さらに、臨界の可能性をより実験に近い条件で模索するための理論解析も行った。 国内で研究会を4回開催し(他の予算も利用)、また、奈良で開催された国際会議の機会にドイツ・ロシアの研究者との研究討論も実施した。
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Research Products
(17 results)