2008 Fiscal Year Annual Research Report
物質・エネルギー変換機能を有するバイオインオーガニックデバイスの構築
Project/Area Number |
19350083
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
増田 秀樹 Nagoya Institute of Technology, 工学研究科, 教授 (50209441)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小澤 智宏 名古屋工業大学, 工学研究科, 准教授 (70270999)
舩橋 靖博 名古屋工業大学, 工学研究科, 准教授 (00321604)
猪股 智彦 名古屋工業大学, 工学研究科, 助教 (40397493)
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Keywords | 酸化触媒 / センサー / デバイス化 / ナノ細孔 / ナノ触媒 / エネルギー変換 / 物質変換 / 高選択的酸化反応 |
Research Abstract |
生体系で遂行される金属酵素等の反応は、常温常圧で進行するため、低環境負荷な触媒反応といえる。そのため、このような生体機能触媒を模倣した人工触媒やセンサーを開発することは、低環境負荷な物質・エネルギー変換触媒の開発につながる。そのためこのような高機能触媒を低分子量金属錯体を用いて構築し、これをデバイス化することで、応用展開を図った。例えば、高難度酸化触媒として、まだまだTONは低いが、メタンをメタノールヘ、またベンゼンをフェノールヘ変換する触媒の開発に成功した。またルテニウム錯体をシリカ多孔体のナノ細孔に挿入することにより、均一系では不可能であったアルケンの高選択的エポキシ化酸化反応にも成功した。さらの、一酸化窒素のみをセンシングできるNOセンサーの開発にも成功した。更に、フタロシアニンコバルト錯体をゼオライトのナノ細孔にShip-in-bottle法で挿入することにより、トルエン、アセトアルデヒド、ピリジンの吸着機能を利用した分子レベルでセンシングできるVOCセンサーの開発に成功した。これらは低環境負荷で持続可能な社会を実現するための未来の物質・エネルギー変換触媒およびセンサーとして寄与することが考えられ、その利用が期待される.
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Synthesis, Characterization, and Reactivities of (m-h2 : h2-Disulfido)dicoper(II) Complexes with N-Alkylated cis, cis-1, 3, 5-Triaminocyclohexane Derivatives2008
Author(s)
Y. Kajita, J. Matsumoto, I. Takahashi, S. Hirota, Y. Funahashi, T. Ozawa, H. Masuda
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Journal Title
Eur. J. Inors. Chem. 2008
Pages: 3977-3986
Peer Reviewed
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