2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19350087
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
堀 弘幸 Ehime University, 理工学研究科, 教授 (20256960)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濡木 理 東京工業大学, 生命理工学研究科, 教授 (10272460)
横堀 伸一 東京薬科大学, 生命科学部, 講師 (40291702)
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Keywords | 核酸 / 酵素 / 生体分子 / ゲノム / 進化 |
Research Abstract |
本研究では、とくに、三つの生命ドメインの変遷に伴うRNA修飾酵素のRNA認識機構や触媒メカニズムの分子進化を、生化学・分子生物学・構造生物学・バイオインフォーマティックス的手法を駆使して、多角的に検討することを目的にしました。個々のRNA修飾酵素の構造・機能解析を展開しつつ、それらを組み合わせた解析や遣伝子破壊株の解析等を合わせ、より多角的にRNA修飾の意義や修飾酵素の分子進化を探ることが主眼でありました。平成19年度は、以下の成果を得ました。 (1)TrmH-AdoMet-tRNA複合体の調製に成功しましたので、それを用いて、酵素とtRNAの接触部位を同定し、C末端のアミノ酸残基がtRNA認識に深く関与していることを明らかにしました。また、結晶構造解析に着手したほか、バイオインフォマティックス的手法により、C末のtRNA認識部位の構造予測をおこない、Type I酵素とType II酵素の差異を考察しました。 (2)Trm8-Trm82複合体の調製に成功し、その詳細について報告しました。また、Trm82のN末およびC末の両方が、Trm8と接触していることを明らかにし、報告しました。 (3)Aquifex aeolicus TrmBのC末構造が、タンパク質の耐熱性に寄与し、メチル化部位選択の正確さに寄与していることを報告しました。 (4)高度好熱菌のRNA修飾酵素の遺伝子破壊株を作成し、その表現型を検討するとともに、tRNAの高純度精製法の開発に着手しました。その一部は、報告しましたが、大半は未発表であり、平成20年度以降の計画に引き継ぐ予定であります。
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Research Products
(20 results)
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[Presentation] Transfer RNA methylation in Thermus thermophilus2007
Author(s)
H.Hori, C.Iwashita, A.Shinkai, C.Tomikawa, Y.Terui, C.Nakamoto, K.Watanabe, N.Shigi, T.Suzuki, Y.Endo, T.Oshima, and K.Watanabe
Organizer
tRNA workshop 2007
Place of Presentation
Uppsala,Sweden
Year and Date
2007-10-02
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