2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19360043
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
青木 尊之 Tokyo Institute of Technology, 学術国際情報センター, 教授 (00184036)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内海 隆行 山口東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (50360433)
小林 宏充 慶応義塾大学, 法学部, 准教授 (60317336)
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Keywords | 多モーメント / 保存形IDO法 / AMR / 乱流 / 数値流体力学 / Vlasov方程式 / マルチグリッド法 / LES |
Research Abstract |
多モーメント手法である保存形IDO法を圧縮性および非圧縮性流体計算に適応し、計算コアを開発した。必要な領域に必要な空間解像度を設定できる適合格子細分化手法に対して、Space filling曲線としてPeano曲線を用い、キャッシュ効率を高め動的負荷分散を行うことができた。移流計算に適用し、精度検証を行った。爆発計算について、初期高密度比の接触不連続面についても安定に計算できる単調性のフィルターを導入し、高次時間積分を行う計算コアを開発した。レーリーテーラー不安定性の成長過程の計算に適用し、非線形成長の領域においても、十分高い精度を有していることが明らかになった。Shallow Water方程式を解く津波計算については、非圧縮性流体計算については乱流LESの計算を開始し、エネルギースペクトルについてかなり精度の良い計算結果が得られた。保存形IDO法をプラズマの電子分布関数に対するVlasov方程式の計算に適用した計算では、分布関数の積を忠実に積分することにより、位相空間での2流体不安定性において従来の計算手法より計算精度の高い結果が得られた。多相流計算については、レベルセット関数の移流計算に保存形IDO法を導入し、高精度に移流できることを確認した。マルチグリッド法の検証を開始し、単相流体計算においてPoisson方程式を数十倍以上高速化することが確認できた。
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Research Products
(26 results)