2007 Fiscal Year Annual Research Report
CT計測データからの全自動・高品質3次元形状モデル構築技術の開発
Project/Area Number |
19360067
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
金井 理 Hokkaido University, 大学院・情報科学研究科, 教授 (90194878)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊達 宏昭 北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 助教 (20374605)
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Keywords | リバースエンジニアリング / X線CT計測 / 3次元CAD / メッシュモデル / ソリッドモデル / ユークリッド対称性 / 規則性 / スイープ型Feature |
Research Abstract |
(1) X線CT計測で得られた約3百万ポリゴンの自動車エンジン部品の測定メッシュから,本研究で独自提案したRegion-Growing法とRegion-Merging法を併用し,1分以内の処理時間で,4種類の解析曲面領域を計測画像分解能の1/10以下の誤差で高精度に抽出できることを確認した.また認識された曲面領域の種類・個数も妥当であることを確認できた. (2) 測定メッシュ上から,コンパクトなCADモデル生成には必要不可欠となるユークリッド対称性(平行移動,回転,平面反射)を認識するための手法としてRegion-Growing-ICP法を,また周期的パターンで定義される規則性(平行移動配置,回転配置)を認識する手法として,最小基底推定一Indexed-ICP法を新たに考案した.両手法を用い,X線CT計測データ上から該当領域を1分以内に高精度に認識できることを確認した. (3) 測定メッシュ上から,コンパクトなCADモデル生成には必要不可欠となるスイープ型Featureを自動認識するための法線Gauss-Image投票法を新たに考案し,アルミ押し出し材のX線CT計測データからスイープ型Featureを連続的に認識し,数分以内でその3次元ソリッドCADモデルを自動的に構築できた. (4) 上記(1)-(3)のアルゴリズムを組み合わせて生成された部品単体の3次元CADモデルの精度検証を,測定物の機械式3次元測定器による測定結果と比較し実施した結果,いずれの場合も,その誤差は計測画像分解能の1/10以下,測定メッシュ平均稜線長の1/5以下という十分な値を持つことを確認できた. 以上の研究成果を,学術雑誌論文2件,国際会議発表1件,国内学会発表10件の形で発表した.
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Research Products
(14 results)