2009 Fiscal Year Annual Research Report
回転機械設備のための次世代知能型精密診断装置システムに関する研究
| Project/Area Number |
19360074
|
|---|
| Research Institution | Mie University |
|---|
Principal Investigator |
陳山 鵬 Mie University, 大学院・生物資源学研究科, 教授 (50231428)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川合 忠雄 大阪市立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20177637)
山下 光司 三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 助教 (90158171)
|
|---|
| Keywords | 回転機械設備 / 設備診断 / 精密診断 / 特徴パラメータ / 信号処理 / 可能性理論 / ファジィ / ニューラルネットワーク |
|---|
| Research Abstract |
21年度には、20年度までの研究で得られた基本的な異常診断方法と重要な要素技術に関する研究成果の総括と共に、回転機械設備のための「次世代知能型精密診断装置システム」のプロトタイプの作成を行った。すなわち、知能型精密診断装置システムを実現するために、処理アルゴリズムが複雑である知的精密診断機能を、計算能力が高計算機(サーバ)に持たせ、計算機の中に構築された知的精密診断機能により状態判定を行い、診断の結果や設備管理情報を無線通信により携帯型診断装置に転送し、携帯型診断器を用いて迅速に設備状態を確認・把握するような方法を検討・実施した。また、無線通信機能を有する固定型診断器でオンライン状態監視・診断システムについてもその構築法を検討・企画した。
さらに、確立した諸理論・手法・要素技術および最新知能型精密診断装置システムの構築法について学会や研究会で成果を発表し、広範囲での意見聴取を行い、その有効性の確認、大学に設置されている回転機械診断用実験設備、実験装置および生産現場設備から採集された点検データなどによる検証、アルゴリズムおよびプログラムの修正・改善に着手した。
|
