2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19360110
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Research Institution | Toyota Technological Institute |
Principal Investigator |
成清 辰生 Toyota Technological Institute, 大学院・工学研究科, 教授 (70231496)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川西 通裕 豊田工業大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (00283870)
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Keywords | 跳躍ロボット / 非線形制御 / 非ホロノミックシステム |
Research Abstract |
3自由度単脚跳躍移動ロボットへ設計した制御システムを実装した.このロボットは脚部長45cmで,胴体部にはサーボアンプを搭載した構造となっており,総重量10.8kgを有している.このロボットの信号処理はサンプリング時間100μs (100kHz)という高速サンプリング能力を持つDSPによって行った.このDSPへ制御系を実装し,制御モータにかかる負荷を軽減するため,足指を持つ構造に改修した跳躍ロボットを実時間制御し,制御系についても,着地時の衝撃を緩和するための着地制御機能を追加した制御へ修正を加えた. より人間に近い跳躍運動を実現できる2脚型跳躍移動ロボットの制御系設計法を検討した.2脚型跳躍ロボットの自由度は各脚毎3自由度を有し,各関節は小型サーボモータによって駆動される構造とした.2脚型跳躍ロボットでは,特に安定な跳躍前進運動を持続させるには,着地姿勢の安定化が要求されるため,跳躍時の重心周りの角運動量が保存されることに起因する非ホロノミック制御問題となる.この問題の対応には受動速度場制御を用いた階層型優先タスク制御を検討した.階層型優先タスク制御とは,複数のタスク,跳躍ロボットの場合は姿勢安定化,角運動量制御および着地足位置制御などの制御目的を優先順位に基づき,その達成度を調整して同時に実現させる制御系を意味する.理想速度場の切り替えや重み付けにより,制御目的を実現するアルゴリズムを検討した.
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Research Products
(3 results)