2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19360174
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
小牧 省三 Osaka University, 大学院・工学研究科, 教授 (10243164)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚本 勝俊 大阪大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (10207342)
東野 武史 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教 (20419469)
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Keywords | エージェント / マイクロ波フォトニクス / 情報電信工学 / 効用関数 / 漏洩同軸ケーブル / QoE / 遍在アンテナ / 空間多重 |
Research Abstract |
電波空間転送層(1層)と6,7層の電波エージェントが連携し、ヘテロジニアス電波形式に対するユーザセントリック汎用ネットワークを実現するソフトウェア無線ネットワーク技術として以下の研究を行った。 電波空間構成システムとして、遍在基地局による同一周波数電波空間のMIMO多重方式について、スループット改善効果をシミュレージョンと実験により評価した。また広帯域分散アンテナとしてLCXを採用し、実験とシミュレーションにより無線LANとワンセグのサービスエリアサイズを評価すると共に、新たに端末位置検出法を提案して実験により原理確認を行うと共に、マルチユーザ空間多重法の検討に着手した。 電波空間転送ネットワークについては、ヘテロダインマルチホップ中継によって電波空間を転送するミリ波メッシュネットワークの提案を行い、車車間通信適用時のルート数、伝送品質をシミュレーションにより明らかにした。 電波エージェントとして、SIPモビリティを用いて異種電波空間間シームレスハンドオーバを実現するエージェントを提案し、その低遅延性能をシミュレーションで示した。また、QoE保証とトラヒック分散を両立させるQoS保証/非保証APを選択するエージェントを提案し、スループットとユーザ効用の改善効果をシミュレーションにより明らかにした。また、電波空間制御に用いる多次元ユーザ効用モデル構築として、無線サービスにおけるサービス待ち時間、画像品質、利用料金の3次元効用関数モデルの構築を行い、利用料金が待ち時間、画像品質の効用に与える影響について明らかにすると共に、オペレータのサービス堤供ポリシー案を示した。更に、マクロ・マイクロセル併用によるユーザQoEの改善効果を明らかにし、ユーザスタイルとオペレータスタイルを仲介するサービスレベルアグリーメントエージェントの構築に着手した。
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Research Products
(10 results)