2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19360174
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
小牧 省三 Osaka University, 大学院・工学研究科, 教授 (10243164)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚本 勝俊 大阪大学, 大学大学・工学研究科, 准教授 (10207342)
東野 武史 大阪大学, 大学大学・工学研究科, 助教 (20419469)
|
Keywords | エージェント / RoF / 階層化意思決定法 / 効用関数 / SLA / QoE / 遍在アンテナ / MIMO |
Research Abstract |
1)ヘテロジニアス電波空間構成システム:RoF遍在APによって良好に複数の電波空間を空間多重できることをシミュレーションによって確認した。また、LCXを用いたユーザ位置検出方式の誤差を実験とシミュレーションで評価し、位置検出結果を電波エージェントシステムへ引き渡す手法を提案した。 2)電波空間転送ネットワーク:RoF遍在APエントランスNWにおける光符号分割多重符号設計により無線区間における空間多重効果の改善、非再生マルチホップRoRにおける中継器での適応振幅位相制御によるパスダイバーシチ効果改善をシミュレーションにより明らかにした。更に、種々の電波空間をそのまま無線制御サーバ(RCS)までIP転送するSDRGWの実現技術として電波空間のAD/DA変換基礎実験を行うと共に、電波空間の高品質IP転送技術としてターボ符号の適用手法を新たに提案し、シミュレーションによりその改善効果を明らかにした。 3)ユーザセントリック電波空間制御エージェントシステム:電波空間制御に用いる多次元ユーザ満足度モデルとして、無線サービスの待ち時間、品質、コスト、QoEを考慮した多次元ユーザ効用関数を階層化意思決定法を用いて導出し、それらを同じサービスに同様な価値を見いだすユーザ群で構成されるいくつかのグループに分類し、そこからユーザセントリックな効用関数を導出した。これらはNWやSDRGWに実装されるSLAエージェント、メディア選択・変換エージェントがユーザセントリックSLAや無線リソースマネジメントを実行する際の規範として使用される。以上により、RoFSxネットワークとIPNWでつながれたソフトウェア無線ネットワークにおいて離れた場所の電波空間間をユーザセントリックに透明に接続する基本技術を得ることができた。
|
Research Products
(11 results)