2008 Fiscal Year Annual Research Report
非情報化車両を含む車両安全走行を目指した次世代型車載情報通信システムの開発
Project/Area Number |
19360180
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
岡田 博美 Kansai University, システム理工学部, 教授 (10093387)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 友孝 関西大学, システム理工学部, 専任講師 (20314560)
六浦 光一 信州大学, 経済学部, 教授 (00106147)
大月 一弘 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (10185324)
榎原 博之 関西大学, システム理工学部, 准教授 (50194014)
棟安 実治 関西大学, システム理工学部, 教授 (30229942)
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Keywords | VANET / 次世代ITS / 車両衝突回避 / VCASS / 交差点VCASS / 搭乗者VCASS / 車両位置測位 / ERUC(非常時緊急通信) |
Research Abstract |
本研究は、開発を行う衝突回避支援システム(VCASS)搭載車両と、未搭載の非情報化車両が混在する環境を前提に、車両間衝突事故の回避支援を実現する次世代型ITSの開発を行う。さらに車載情報機器を動的な通信インフラとし、局所エリアでの融通性の高い統合型情報通信ネットワークの即時構築の実現を目指す。これにより、自然・人為災害や騒乱などの突発的発生により情報インフラが弱体化した際に、情報化車両間で即時の緊急無線通信ネットワークを構築し、迅速で効果的な避難・救援活動の実現を可能とする。 本年度は、非情報化車両の存在を前提に以下の3点で大きな進捗を得た。1)交差点に設置した測位レーザを用いた測距により交差点に接近する非情報化車両の存在を認識し、速度・位置情報を計測しその情報を周辺車両にブロードキャストする交差点VCASSを開発し、車両実験場に設置し、実働実験によりその有効性を実証した。これにより事故多発交差点でのVCASS搭載/未搭載環境における車両安全性の確保を可能とした。2)携帯端末にVCASS機能を持たせた搭乗者VCSASS方式を開発し実装した。この端末保持者が非情報化車両に乗車することにより、当該車両を疑似VCASS車両とする。本年度では基本動作の確認、ならびに端末保持者の乗降によりVCASSが正常動作することを検証した。3)本研究で提案したコンテンツ指向型通信を応用し、近辺エリアの車両間通信とトラヒック情報収集の解析を行った.これを改良することにより災害・騒乱時に緊急な情報通信ネットワークを瞬時に構築する非常時緊急通信(ERUC)の方式プロトコル確定を行ない、シミュレーション解析による有効性検証も行った。次年度に向けたERUC通信システム開発の各種仕様設定・機能選定などを行い、最終年度の実システム開発と簡易実験への準備を完了した。
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Research Products
(24 results)